カテゴリ:映画・観劇( 131 )

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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2017/18「マノン」をTOHOシネマズ西宮OSで鑑賞。
キャストは、
【振付】ケネス・マクミラン
【音楽】ジュール・マスネ
【指揮】マーティン・イエーツ
【出演】サラ・ラム(マノン)
    ワディム・ムンタギロフ(デ・グリュー)
    平野亮一(レスコー)
    イツァール・メンディザバル(レスコーの愛人)
    ギャリー・エイヴィス(G.M.)

【あらすじ】
美しく衝動的な少女マノンは、若くハンサムな学生デ・グリューと出会って恋に落ちる。しかし、兄レスコーの手引きから富豪ムッシューG.M.から愛人にならないかと誘われたマノンは、G.M.の財布を盗んでデ・グリューと駆け落ちする。

「寝室のパ・ド・ドゥ」

しかし、デ・グリュー留守中にG.M.に大金に誘われて愛人となる。
G.M.のパーティーで、デ・グリューと再開する。マノンはカードゲームでイカサマをしてG.M.からお金を巻き上げて一緒に逃げることを誘うが、イカサマは見破られる。逃げるマノンは捕まりアメリカへの流刑に。デ・グリューもあとを追う。
マノンはアメリカの刑務所で看守に口説かれるが、デ・グリューが踏み込んで看守を刺殺し、逃亡。
沼地に逃げ込むが、疲れ果ててマノンは息を引き取る。

「沼地のパ・ド・ドゥ」

【感想】
マノンはファム・ファタール(男たちを破滅させる女)の作品として取り上げられるが、サラ・ラムの演技にそのファム・ファタールらしさはなく、この時代に一生懸命生きる女性の姿に感動した。ワディム・ムンタギロフは素朴な青年で、さらに二人の純愛がこころに迫る。

ROHで一からバレエ作品として、マスネの曲を再構成。「寝室のパ・ド・ドゥ」のエレジーは、これからの運命を予感するような一時の幸せが、哀愁として心に迫る。ワディム・ムンタギロフの踊りが素晴らしい。

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by izunosuke2005 | 2018-06-23 15:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
バレエ「くるみ割り人形」は今シーズンから初めて体験する。スタートは年末にボリショイ・バレエ・シネマで振付はユーリー・グリゴローヴィチ。二幕。次にテレビ録画のマリインスキー・バレエ、振付ワシーリ・ワイノーネン。三幕。いずれもクラシカルで美しい演出。そして英国ロイヤル・オペラ・ハウスのバレエは振付がピーター・ライト。

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【振付】ピーター・ライト
【音楽】ピョートル・チャイコフスキー
【指揮】バリー・ワーズワース
【出演】フランチェスカ・ヘイワード(クララ)
    サラ・ラム(こんぺいとうの精)
    ギャリー・エイヴィス(ドロッセルマイヤー)
    スティーヴン・マックレー(王子)
    アレクサンダー・キャンベル(ハンス・ピーター/くるみ割り人形)
【上演時間】2時間40分


兵庫県ではTOHOシネマOS西宮で上映。12番ホール。小さなホールだが、段差があり、前の席が気にならない。男性でも余裕。さらに、左側は2シートづつのカップルシートみたいになっている。席も大きくゆったりしている。前から4列目のD列が一番見やすいと思う。

第一幕。ユーリー・グリゴローヴィチ版ではクリスマスの街の慌しい様子で始まるが、ピーター・ライト版ではドロッセルマイヤーの工房から始まる。クリスマスの天使の人形を製作中。いきなり違う場面から始まった。そしてくるみ割り人形を大事そうに抱えると、ネズミの呪いをかけられくるみ割り人形に閉じ込められた、甥のハンス・ペーターの肖像が浮かび上がる。そして、くるみ割り人形を包み、扉の外へ。

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場面が変わり、シュタールバウム家のクリスマスパーティー。集まっている子どもたちは、ROHバレエスクールの生徒。ボリショイもマリインスキーも大人が子供を演じていたことと違う。しかし、特典映像のインタビューでも紹介されていたように、ROHの基準をみたしたダンサーしか舞台には上がれない。立ち姿も、演技もきれいだった。

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クリスマスパーティーが終わり、くるみ割り人形の様子を見に来た少女クララは小さくなり、演出上はクリスマスツリーが伸びる。そして呪いをかけたネズミの王の軍団がやってくる。戦争が始まる。クララがスリッパでネズミの王の頭をパコーンと叩いてやっつける。マリインスキーではスリッパを投げつけていた。そしてくるみ割り人形は人間ハンス・ピーターにかわる。ボリショイのデニス・ロヂキンのような少女漫画の美少年ではなく、愛嬌のある男性。雰囲気は、アイスダンスのチャーリー・ホワイトに似ている。王子様感は少ない。でも、ダンサーのアレクサンダー・キャンベルの魅力は第二幕のお菓子の国で現れる。

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お菓子の国では、スティーヴン・マックレーの王子とサラ・ラムの金平糖の精が迎える。グランド・パ・ド・ドゥはクララとくるみ割り人形が踊るのではない。ここの演出の違いは驚いた。そして、常にドロッセルマイヤーが舞台の中心にいて、狂言回しのようだった。
ハンス・ピーターがお菓子の国に到着したときに、王子たちにパントマイムでクララの活躍を説明するのだが、これがとてもわかりやすく、笑ってしまった。

各国の踊りで、くるみ割り人形が一緒に踊るが、このキレキレの動きが素晴らしい。
そしてフィナーレに近づき、グランド・パ・ド・ドゥへ。美しすぎる。そして、いつもは筋肉質で躍動感のあるスティーヴン・マックレーは王子感のオーラをずっと飛ばし続けている。常にサラ・ラムのサポートをしている。

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そして最後はクララの夢オチで終わりではなく、呪いがとけたハンス・ピーターが、ドロッセル・マイヤーの工房で戻るところで幕が閉じる。全体で2幕だが、最初と最後の工房の場面が入ることで、物語性が高まり、面白い舞台になっている。





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by izunosuke2005 | 2018-01-20 12:20 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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○お年賀 口上   2:00-2:10
○元禄花見踊   2:25-2:45
○秋の色種    3:00-3:25
○鷺娘      3:55-4:25
○傾城      4:40-5:00

大阪松竹座の新春の舞台は歌舞伎ではなく、坂東玉三郎と中村壱太郎の日本舞踊。
舞踊では台詞がないので、最初の口上で、玉三郎から、この舞台に対する思い、壱太郎への伝えたい気持ちをよく感じた。
歌舞伎の演目で踊りの舞台は何度も経験しているが、今日の舞台の演出、舞台美術、照明、衣装、浄瑠璃、どれをとっても、微細までに完璧な作品は初めてだった。
口上で玉三郎は、この舞台を作り上げるのに3,000人も関わっていることを説明し、壱太郎は、玉三郎が様々なことの心をかけていることを学んでいることに、今回の舞台の素晴らしが伝わる。
秀逸だったのは壱太郎の「鷺娘」。玉三郎が2009年に演じ、それ以来封印されている。その「鷺娘」を壱太郎が自ら踊りたいと申し出て実現。不条理な死を遂げる娘の心模様を演じ切った。特に照明、粉雪の演出は、この物語の心の動きを伝える。

最後の玉三郎「傾城」で、吉原の花魁道中の場面の美しさは見事で、僅か数分で暗転するが、その儚さも美しさの一つであった。

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by izunosuke2005 | 2018-01-13 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
日本初演50周年記念公演。

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<出演>
テヴィエ : 市村正親
ゴールデ : 鳳 蘭
ツァイテル : 実咲凜音
ホーデル : 神田沙也加
チャヴァ : 唯月ふうか
モーテル : 入野自由
パーチック : 広瀬友祐
フョートカ : 神田恭兵
ラザール : 今井清隆

<制作>
台本:ジョセフ・スタイン
音楽:ジェリー・ボック
作詞:シェルドン・ハーニック
演出・振付:ジェローム・ロビンス
日本版振付:真島茂樹
日本版演出:寺﨑秀臣

<ストーリー>
1905年―帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、娘達は親や仲人の決めた結婚相手ではなく、自由恋愛の相手と次々に結婚していくが、ユダヤ教の教えを守りながら、デヴィエは家族愛を大切にして生きる。しかし、帝政ロシア政府によるポグロム(ユダヤ人への集団迫害行為)により生まれ育った土地を奪われ、アメリカへ移住することになる。


1964年のアメリカのミュージカル「Fiddler on the Roof」がベース。原作『牛乳屋テヴィエ(1894)』はウクライナ出身ユダヤ人のショーレム・アレイヘムの作品。
鳳蘭さんの肝っ玉かあさんの相手役としては市村さんしかいないと思う。それを上回る存在感としてユダヤ教の司祭がいるが、青山達三さんは人の良さが際立って、威厳のある演出のほうが、よりユダヤ教の「しきたり」が伝わったと思った。

森繁久彌版




市村正親版



映画(1971年)




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by izunosuke2005 | 2018-01-06 17:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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クリスマスマーケットで大混雑の梅田スカイビルに向う。昭和3年から続く「梅北地下道」が閉鎖された直後で、初めてJR大阪貨物駅跡の地上通路を歩く。新大阪から環状線を結ぶ貨物船の線路は残っているので、そこだけが地下道のままだった。

映画はプラハが舞台。「フィガロの結婚」で人気の出ているモーツァルトをボヘミアの首都プラハに呼ぶことになり、劇場のパトロンのサロカ男爵が旅費を用意する。モーツァルトはオペラ歌手のスザンナと親しくなるが、親の意向でサロカ男爵と結婚する約束をさせられる。しかしサロカ男爵の女性関係の評判は良くなく、スザンナも気が進まないため、モーツァルトはスザンナの父親に進言するが聞き入れてもらえなかった。その中で次のオペラの注文があり、自作の「ドン・ジョヴァンニ」を開演直前まで書き上げるが.....。

プラハ観光で親しんだ建築や、プラハ城への路、旧市街の様子が映し出されるが、移動中でのシーンでは地図上ではでたらめなので、戸惑ってしまった。
さて、この映画ではモーツァルトがイケメンだ。髪型はマイケルジャクソン風。顔は、山本耕史に似ている。そう思ったら、その後は山本耕史にしか見えない。演技も似ているように思える。とくに目線が。

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サロカ男爵は徹底的に悪役に描かれ、モーツァルトは芸術にも、恋にも、家族への愛にも正直に突き進む姿が描かれている。史実にそって、「ドン・ジョヴァンニ」は妻の支援で完成することができるが、スザンナとの恋、妻、子供への愛情が両立していることに違和感を覚えた。

映画としては良い出来。



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by izunosuke2005 | 2017-12-24 12:20 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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ボリショイ・バレエ・イン・シネマの新シーズンが始まった。



今年の年末年始は、チャイコフスキー「くるみ割り人形」のバレエをボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエ、ロイヤル・オペラ・バレエで鑑賞する予定。
最初はボリショイ・バレエ。ボリショイ・バレエの映画は、映画館から直接事前に購入できず、チケットぴあでの販売のみ。座席指定はできる。また作品ごとに1回のみで、平日の夜。都内は満席のようだが、神戸国際会館は空いていた。座席数は多いが、スクリーンが意外と小さいので、前の席を予約。
なお、チケットぴあの予約サイトがわかりにくく、最初に地域を指定しても、北海道の映画館が先に表示されるので、間違って北海道のチケットを買う人が続出しているようだ。かわいそうに。




■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
■振付・台本:ユーリー・グリゴローヴィチ Yury Nikolayevich Grigorovich (1927〜)
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■原作:E.T.A ホフマン(1776〜1822) 『くるみ割り人形とねずみの王様("Nußknacker und Mausekönig" 1816年)
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■台本・原典振付 : マリウス・プティパ(1818〜1910)
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■初演:1892年12月18日 サンクトペテルブルグ・マリインスキー劇場
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■司会 :カテリーナ・ノヴィコワ Katerina Novikova (ボリショイ・バレエ広報部長)
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■出演:
 デニス・ロヂキン Denis Rodkin(くるみ割り人形、王子)
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 アンナ・ニクーリナ Anna Nikulina (マリー)
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 アンドレイ・メルクリエフ Andrei Merkuriev(ドロッセル・マイヤー)
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 ヴィタリー・ビクティミロフ Vitaly Biktimirov(ねずみの王様)
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 ボリショイ・コール・ド・バレエ

モスクワ公演 2014年12月21日

■スケジュール
 上映時間:2時間22分
 19:15 特典 開幕前映像    12分
 19:27 オープニングクレジット 8分
 19:35 本編 第1幕      48分
 20:23 休憩 2017年/2018年シーズン予告、インタビュー解説 15分
 20:38 特典 開幕前映像    7分
 20:45 本編 第2幕      50分
 21:35 エンディングクレジット 2分

「くるみ割り人形」のバレエは様々な振付・演出があり、ボリショイ・バレエでは
◎アレクサンダー・ゴルスキー版 Alexander Gorsky(1919年)
◎ユーリー・グリゴローヴィチ版 Yury Nikolayevich Grigorovich (1966年)
があり、今回はグリゴローヴィチ版だが、TV放映された映像(1984年)、ウラジーミル・ワシーリエフが王子役の舞台を確認すると、2014年の今回の舞台でも演出、舞台装置が再現されていることに驚く。最初のクリスマスのモスクワの街の様子はエレガントでロシアらしい。



開幕前の映像では、ロビーと、舞台の様子を延々と写している。METやROHのシネマでは、インタビューやメイキングを流しながら、インタビューを続けていたが、ボリショイはシンプル。「中国の踊り」の三回転ジャンプの練習を永遠と行っていのが印象的。
司会のカテリーナ・ノヴィコワ広報部長はロシア語、フランス語、英語を一人で話している。日本語の訳は英語音声のときに出てくるが、ロシア語のときに比べかなり省略されている。ロジキンのインタビューは特に。ロシア語から翻訳してほしい。



さて、本編は2幕。序曲から感動。くるみ割り人形はおもちゃではなく、背が小さな人がガニ股の状態で演じている。そこから、ロヂキンに変身するのだから驚き。少女漫画の世界。歌舞伎の舞台のようなネズミとの戦闘の後、ロマンチックなシーンが続く。



そして、花のワルツのあとの、パ・ド・ドゥ、「イントラーダ」であまりの美しさに涙がでるほど感動した。



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by izunosuke2005 | 2017-12-19 19:15 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18が始まった。今週は「不思議の国のアリス」。西宮ガーデンズのTOHOシネマズ西宮OSで鑑賞。

【振付】クリストファー・ウィールドン
【音楽】ジョビー・タルボット
【指揮】クン・ケセルス
【出演】ローレン・カスバートソン(アリス)
    フェデリコ・ボネッリ (ハートのジャック)
    ジェームズ・ヘイ(ルイス・キャロル/白ウサギ)
    ラウラ・モレーラ(ママ/ハートの女王)
    スティーヴン・マックレー(マジシャン/マッドハッター)

ローレン・カスバートソンのアリス役は素晴らしかった。3幕ともダンスしっぱなしで、それでも全身で演技。息つく暇がないほど。主役のドレスのカラーはすみれ色。赤はハートの女王の色。ローレンにはこのすみれ色がよく似合っている。彼女だから。

ハッター、帽子屋のタップダンス・バレエも圧巻。スティーブン・マックレーは今年の兵庫県立芸術文化センターオペラ座ロイヤルバレエエスプリームで、アイガットリズムのタップダンスもすごいなと思ったが、アリスのも格別。タップダンスの重心は下へ、バレエは上へと異なる重心移動を可能にしている。

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チェシャ猫。突然現れて、アリスを驚かせる。からだを分解させるシーンはとても神秘的。黒子が躰のパーツを動かしているが、移動する時の足さばきはバレーそのもの。

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白ウサギのジェームズ・ヘイも名演技。髪型でうさぎ耳を表現している。

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◎Alice's Adventures in Wonderland trailer


◎Alice's Adventures in Wonderland in rehearsal


◎Knave of Hearts Pas de deux


◎Why Alice's Adventures in Wonderland makes the perfect ballet


◎Creating Alice's Adventures in Wonderland


◎Becoming the Queen of Hearts


◎The Royal Ballet artists on Alice's Adventures in Wonderland


◎Alice's Adventures in Wonderland - The Royal Ballet behind the scenes


4年前の2013年7月東京文化会館で4日間公演。アリス役は、
サラ・ラム
チェ・ユフィ
ペアトリス・スティックス=ブルネル
本当は主役のローレン・カスバートソンが出演する予定だったが、公演の1ヶ月前に出演しないことになり、アリス役はこの3名でまわすことに。

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by izunosuke2005 | 2017-12-02 12:50 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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作  クリストファー・ハンプトン
演出 リチャード・トワイマン
出演 玉木宏、鈴木京香、野々すみ花、千葉雄大
   青山美郷、佐藤永典、土井ケイト、新橋耐子、高橋惠子 ほか
日程 11月9日(木)~14日(火)
会場 大阪市森ノ宮ピロティホール

未亡人のメルトゥイユ侯爵夫人(鈴木京香)とヴァルモン子爵(玉木宏)の恋愛ゲーム。18世紀末のフランスが舞台だが、日本人が演じても違和感がないように、近代的な家財、服装。そして和風の生花で身近な世界に変えていく。

玉木宏の肉体美で話題だったようで、上半身裸の時間や、女優との肉体的な絡み、少女漫画のようなシーンが多い。場面展開の着替えもあえて見せている。でもよく脱いだりするな。それも派手にジャケットを脱ぎ捨ているけど、彼だから様になる。観客の99%は女性で、双眼鏡で凝視している。

ヴァルモン子爵は、貞節と評判の高いトゥルヴェル法院長夫人(野々すみ花)を落すことを楽しみ、最終的に手にい入れる。ありとあらゆる手を使い。ゲームでトゥルヴェル夫人を捨ててから、ヴァルモンの心が変っていく。メルトゥイユ侯爵夫人の依頼で手を付けたセシルの婚約者と決闘することになり、亡くなってしまうが、死に際にトゥルヴェル夫人への思いを口にする。これは嘘ではなく、本当の気持なのだろう。恋愛の征服者は常に勝利し、優位の立場にいるのではない。

さて、会場の森ノ宮ピロティホールは、とても古い劇場で、後で確認したら、昔の「大阪市立労働会館」だった。隣には近鉄のホームだった日生球場があった場所。いったん閉鎖されたが、キョードー大阪が運営する劇場に生まれ変わったようだ。




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by izunosuke2005 | 2017-11-11 18:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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台風が近づいていく中、「塚口サンサン劇場」で観てきた。阪急塚口南口に「塚口さんさんタウン」のビルが三棟あり、2階の渡り廊下でつながっている。映画館は1番館にあるとのことだったので、ビルに入るが電気屋があるのみで、映画館が見当たらない。ショップの店員に尋ねると、外の出てから、ビルの北側に入口があるとのこと。台風のせいか、南口周辺が壁崩壊後の東ベルリンの景色と重なった。
映画館は昔ながらの雰囲気で、パルシネマに似ている。来月はウォン・カーワイ特集でブルーレイ上映するとのこと。ほかに興味のある作品が並ぶ。なぜ今までこの映画館に来なかったんだろう。
座席も清潔で、段になっているので、前の人の頭は視界に入らない。今日は10人程度だったが。

映画が始まる。
最初のシーンでタトゥーがしっかり入った躰が映し出され、その後幼少時代の話から始まる。バレエダンサーとタトゥーの違和感からスタート。彼のことはスターダンサーのことしか知らなかったので、戸惑う。
ウクライナの田舎で家族や先生に愛されながら、バレエを習う。幸せな時代。レッスン代を稼ぐために、母親以外は海外に出稼ぎに。そんなバラバラになった家族を一つにするためにバレエを踊り続ける。純朴な青年。その後、バレエの専門学校に進み、英国ロイヤル・バレエへの挑戦と、次々に進んでいくが両親の離婚から、バレエの目標を失う。そして自由なバレエを求めて、ロイヤルオペラを対談するが、薬や突然の退団で受け入れるバレエ団はなく、フリーで活動を続け、ロシアに移るが、自分の居場所を見つけることができない。

引退を決意し、ロイヤルオペレ時代の友人に振付を頼み、動画をアップすると、それが話題になり、少しづつダンスを続けるきっかけに("Take Me to Church" )。

Sergei Polunin, "Take Me to Church" by Hozier, Directed by David LaChapelle


勝手に退団したダンサーのイメージが強いが、地元に戻った彼の顔をみると、ダンスが好きな青年のままでいてほしいと願ってしまう。
いろいろな人が彼に助言したり、忠告したりする。でも彼は自由だった。演出家の振付どおりでなく、彼独自の工夫が、舞台ごとに変わる。ダンスすることが好きだから。誰からも支配をされず、自由だ。

チェット・ベイカーの人生と重なるところもあるが、今後彼の理解者のもとでダンスを続けることができるように祈る。今年、日本でニセ公演を企む人がいたり、そんな彼を利用する人から守ってくれる人がいてほしい。

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映画予告編(日本)




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by izunosuke2005 | 2017-10-22 15:50 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17

『オテロ』
【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ
【演出】キース・ウォーナー
【指揮】アントニオ・パッパーノ
【出演】ヨナス・カウフマン(オテロ)/マリア・アグレスタ(デスデモナ)/マルコ・ヴラトーニャ(イアーゴ)
【上演時間】3時間26分

”キング・オブ・テノール“と呼ばれるオペラ界のスーパースター、ヨナス・カウフマンが、ヴェルディの情熱的なオペラ「オテロ」に初めて挑む!



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by izunosuke2005 | 2017-09-10 16:10 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


by izunosuke2005