丹波焼の旅

昨年末から二度、芦屋のルナパルパドスに訪れ、平井シェフの料理に魅了された。残念ながら2018年1月に新天地への出店のため閉店。シェフに今後のことを伺った際に、ルナパルパドス今田のことを知り、「ルナパルパドス今田」を目的に、篠山への日帰り旅行を計画。

09:28 JR尼崎駅発の丹波路快速篠山口行に乗る。JR「相野駅」で降りて、神姫グリーンバス52系統「清水寺行」(10:20発)に乗り込む。電車はゆったりと座れたが、バス乗り場は長蛇の列で、これ以上乗車できないほどのラッシュ状態に。しばらくはJR福知山線と並行で走り、上り坂に。三本峠というところをすぎると下り坂になり、丹波焼の窯元約60軒が集まる「丹波立杭」に出る。相野駅から15分で近い。

<アクセス案内>
快速電車とバスの乗り継ぎの時刻表は兵庫陶芸美術館のアクセス案内が詳しい。
「兵庫陶芸美術館アクセス」http://www.mcart.jp/guide/access/
大阪方面からの乗り継ぎ早見表(JR・バス時刻表) http://www.mcart.jp/wp-content/uploads/2018/04/300401JRbus.pdf

登り窯の丹波焼は桃山時代以降だが、三本峠にはそれ以前の穴窯の遺跡がある。
丹波焼は日本六古窯の内の一つ。
丹波焼(立杭焼) … 兵庫県篠山市今田地区付近
瀬戸焼 … 愛知県瀬戸市
常滑焼 … 愛知県常滑市
信楽焼 … 滋賀県甲賀市
備前焼 … 岡山県備前市伊部
越前焼 … 福井県丹生郡越前町

午前中は、各窯元の作品の展示販売、陶芸教室のある「陶の郷」でショッピング。ほしいものがいっぱいある。豆皿も素敵だし、猪口もよい。じっくり見て回る。モダンなデザイン、クラシカルなデザインも。値段も手頃。いま一番欲しいのは、と思い巡らし、酒器に。片口と猪口のセット。候補を選び、丹波焼らしい野趣に溢れるデザインに。

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その後、徒歩で隣の「兵庫陶芸美術館」に。起伏のある道のりだが、里山の景色が綺麗で気持ち良い。ゴールデンウィーク初日だが、人が少なくゆっくりとできる。

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さて予約の時間になったので、美術館からルナパルパドスに移動。

美術館から徒歩20分でルナパルパドスまで移動。看板もメニューも出ていないが、直ぐに見つけることが出来た。

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5,000円のコース料理。メインを三種類から選ぶ
「丹波豚のモホベルデ」
「丹波鹿のカネロニ」(+¥600)
「丹波鹿のアサード」(+¥800)
モホベルデはグリーンソース。カネロニは大きな円筒状のパスタに鹿肉を。アサードは鹿肉のステーキ。
相棒とそれぞれ鹿肉をセレクト。

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気温が上がり、すっかりのどが渇いていたのビールを注文。丹波焼のビアカップで。陶器でいただくの初めたかもしれない。冷え方が優しく、口をつけた時の感覚が新鮮。これは良い。

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最初に1メートルはある長皿に、小さな器を載せて登場。朝堀り筍の先端部分の姫皮。えぐ味はなく、新鮮な食感。まさにアミューズ。

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タパス14種類。小皿とショットグラスに野菜3種。プレートに11種。この姿からも料理に対する愛情が溢れ出している。前菜盛り合わせほど、シェフの気迫が伝わる料理はない。どれも丁寧な料理で驚きの連続だった。スティックサラダは野菜の勢いを五感で感じられる。青大豆もしんみりと伝わる美味しさ。プレートの玉ねぎのエスカリバーダは旨味が凝縮されている。アーモンドでなく胡麻を使ったアホ・ブランコのソース。塩だけの生ハム。肉の弾、旨味がすばらしい。苺も一手間がかかっており、花山椒の青さと合う。
ワインは、パタ・ネグラ レゼルヴァ 2009。テンプラニーリョだったかな。タンニンしっかり目の赤。

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鯛のサルサベルデソースサラダ。卵を割ったような素敵な器。
ここから白、コスメ・パラシオ・ブランコに。水もいただく。湧き水。水まで徹底している。

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キャベツの冷製クリームスープ。ミルクを一切に使用していない。キャベツそのもの。不思議な美味しさ。
紫キャベツで異例な模様に。

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円柱を輪切りにしたような陶器で出てきたのは、手鞠寿司? いやお米のサラダ。コチのマリネと。見た目は寿司だが、一口いただくとまさにサラダ。これも不思議。

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温野菜は朝掘り筍と卵黄和え。卵黄のソースで野菜の濃厚な旨味が増す。

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メイン。鹿はイノシシ駆除で一緒に捕獲されたそうだ。篠山ではイノシシ肉の需要があり流通しているが、鹿肉は引き取り手がないとのこと。ジビエ料理は広まってきているが、専門の処理施設が少なく、流通も小さいので、引き取り手がないことを以前耳にしたことがある。1頭を丸ごと入手されたので、カネロニ、アサードに適した部位を使用している。

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そしてお米料理は「カルドソ」。汁気がたっぷりのお米料理。魚介類の滋味深いスープ。セコ(seco)、メロソ(meloso)、カルドソ(caldoso)の順で水分量が多くなる。

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最後のデザートは2皿。
一皿目は、「ミルクのジェラート、渋柿のソース掛け」。桃のような色合いの器が綺麗。

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二皿目は、焼き菓子、グラニテ、お米。

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ランチのみで、運転して訪れることが前提になっているようで、ワインはグラスで、ランチに合うエントリークラス中心。
お酒も進む料理だが、食後に窯元めぐりをするなら、控えたほうがいいのだろう。

帰りは数件気に入った窯元を訪れて、試験場前バス停から相野駅に戻った。

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○アミューズ
朝堀り筍の先端部分の姫皮

○タパス14種
<小皿>
青大豆サラダ
スティックサラダ(ホウレンソウ、アイスプラント、うるい)
トマト on トマトソース
<プレート>
アスパラガスと胡麻のアホ・ブランコ
じゃがいも
菜の花と椎茸
コケモモのジャムのシュー
親芋のミートボール
玉ねぎのタルト
パンと天然ぶりのコンフィ
自家製ピクルス
玉ねぎのエスカリバーダ
豚の自家製生ハム
朝積み苺のマリネに花山椒

○前菜
鯛のサルサベルデソースサラダ

○スープ
キャベツの冷製クリームスープ

○前菜
コチのマリネとお米のサラダ

○温前菜
朝掘り筍と卵黄和え

○メイン
丹波鹿のアサード(熾火でじっくりと焼いた焼肉料理)

○米料理
あさりとイカと菜の花のカルドソ

○デザート
ミルクのジェラート、渋柿のソース掛け
黒いお米のミルク煮
地場の玉子で焼いたカステラ
苺と花山椒のグラニテ

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by izunosuke2005 | 2018-04-29 09:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


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