お店の前を通った時に、美味しそうな雰囲気のレストランだったので、ランチを予約。A、B、Cの三種類があり、Cだけが事前に予約が必要。メニューはおまかせ。せっかくなのでCコースをお願いした。
テーブル8席とカウンターの小さなレストラン。白い壁と木目の優しいコントラストはエレガント。空間づくりからセンスの良さを感じた。
「黄金かぶのスープ」
白のスープ皿にほんのりと黄色のスープは見た目だけでも美味しそう。
カブの香りが立ち昇る。カブの実の部分だけではなく、皮や、葉も感じる。
良いスタート。
「フォカッチャ フェンネルシード」
小麦の香り。フェンネルシードで更に美味しく感じる。ワインが進んでしまう。
「2015 Lugana Cavalchina ルガーナ カヴァルキーナ 」
生産地:イタリア、ヴェネト州、ルガーナD.O.C
生産者:カヴァルキーナ Luciano Piona
品 種:トゥルビアーナ100%
ワインは白。トゥルビアーナという品種は飲んだ記憶がなく、柑橘系のニュアンスと
説明書きがあったのでこれに。香りがよい。冷やさず、さらに開かせる。
「ワカサギのフリット 玉ねぎ 穂紫蘇」
この時期だけの苦味。フリットは素揚げに近く、サクサクとした食感。軽やか。
「ポルペッティーニと菜の花のリゾット」
イタリアの肉団子。しっかりとした食感。野菜のエキスを吸ったリゾットとよく合う。
「温野菜のサラダ」
根菜の温野菜の上に、サラダ。一緒にいただく。これが不思議な体験。温野菜がごちそうに。
「新子のコラトゥーラマリネのパスタ」
神戸はイカナゴの季節。新子の釜揚げにイタリアの魚醤、コラトゥーラでマリネに。
パスタと新子を絡ませながらいただく。美味しい。
「鰆とほうれん草 アンチョビソース」
今日のお驚きに逸品。大きな鰆の切身。ナイフを入れると、柔らかな感触。
火は入っているが、とろっとした食感。絶妙な温度コントロール。ホウレンソウの
甘味、アンチョビソースの苦味で、鰆の美味しさが際立つ。
「鴨肉 トレビスと蜜柑マーマレードソース」
綺麗な鴨肉。こちらも火のとおり具合がちょうどよい。もうすでにワインは飲み干していたので
赤のグラスを追加。
「金柑とアイスのタルト仕立て」
タルトケーキのように、金柑とアイスと生地を一気にスプーンですくって口にい入れる。
イタリアンらしいドルチェ。
最初から最後まで、すばらしい料理の連続。美味しかった。ディナーも行きたい。