新店舗に移転してからは初めての訪問。新愛園、順徳など中華激戦の地区で再出発。モダンなファサード、紹介されなければ、ここが中華料理のお店だとは気が付かない。予約客のみなので、メニューも表には出ていない。でも、おいしい料理の気が満ち溢れている。お店に入ると、以前とほぼ同じの広さ。テーブルが3卓とカウンターが3席。厨房との距離感が良い。店内もモダンな雰囲気で香港島の高級レストランを思わせる。
まずはメニュー選び。以前と同様おすすめメニューと定番メニューを一品づつ選んでいく。紹興酒の利き酒セットもある。ワインのボトルも魅力的だ。前菜、メインからそれぞれ二品づつ選んでいく。飯・麺メニューは満腹具合をみてから、後で選ぶことにした。
ビールと一緒にお通しの胡瓜のピリ辛漬け。しっかりと浸かっていておいしい。
前菜の一品目は「よだれ鶏」。鶏肉はしっとりと美味しい。旨味のある辛さ。角が丸いが、しっかりと辛さのツボにささる感じ。お酒が進む。紹興酒の利き酒セットに切り替え。
二品目はマコモダケのミルク炒め。ホワイトソースが優しい。先ほどの辛さを中和してくれる。洋風な一品。
三品目は鰻とにんにくの炒め者。四川らしい味付け。にんにくはホクホクしている。おいしい。
続いて、酢豚。胡瓜と豚肉の組み合わせ。胡瓜は種を取り除いただけだが。豚肉との相性が抜群。胡瓜そのものもおいしい。
注文した料理がすべて頂いたが、まだまだ他の料理を食べたく、蛤の春雨土鍋炒めを注文。蛤の旨味を吸った春雨がとても美味しい。これは癖になる一品。
シメはガーリックチャーハン。にんにくが効いている。香りがよい。
どれも目や香り、舌を楽しませてくれる。ヌーベル・シノワとは違う、モダンかつ伝統的な料理に新しい空気を感じた。三宮での中華に今でも新しい料理を送り出してくれる。
中国菜 二位(完全予約制)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-2-9 ジョイビル 1F