賀茂競馬

賀茂競馬(かもくらべうま)、寛治7年(1073)堀河天皇が宮中武徳殿の式を移し、同社に奉納した古い行事。乗尻(のりじり)は左右に分れ、左方(さかた)は打毬(たぎゅう)、右方(さかた)は狛鉾(こまぼこ)の舞楽装束を着け、馬に乗って社頭に参進。京都市登録無形民俗文化財に登録。

江戸時代の屏風図にもその様子は描かれ、見物客で賑わっている。賀茂葵競馬図屏風(かもあおいくらべうまずびょうぶ)は佐賀の徴古館所蔵。
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賀茂競馬が開催される上賀茂神社には地下鉄北大路駅バスターミナルから、「北3」系統のバスで「御薗口町」バス停に移動するのが早い。上賀茂神社周辺でランチするのは大変なので、北大路ビブレで購入したビゴのサンドイッチで鴨川のベンチの上でランチ。気持ちのよい天気でおいしく頂けた。
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上賀茂神社に移動。名物焼き餅を買って敷地内に。一の鳥居を抜けたところに出走前の馬たちが繋がれていた。呼ばれた順に移動していく。
その後、一の鳥居から馬を引き連れてジグザクに歩いて行く。馬はまっすぐに歩くと駆け出す性質があるそうだ。気性の荒い馬もいて、馬を引き連れている人は一苦労。ときどき、見物客に襲いかから勢いで近寄ってくるので、怖かった。
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今回の賀茂競馬に招待いただいた方に用意いただいた席に移動。右方、左方にわかれて二頭立てで出走。鼻先が合えば出走開始。駆け抜けるスピードは迫力がある。
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賀茂競馬は「徒然草 第四十一段」にもその様子が描かれている。

五月五日、賀茂の競べ馬を見侍りしに、車の前に雑人立ち隔てて見えざりしかば、おのおの下りて、埒のきはに寄りたれど、殊に人多く立ち込みて、分け入りぬべきやうもなし。

かかる折に、向ひなる楝の木に、法師の、登りて、木の股についゐて、物見るあり。取りつきながら、いたう睡りて、落ちぬべき時に目を醒ます事、度々なり。これを見る人、あざけりあさみて、「世のしれ物かな。かく危き枝の上にて、安き心ありて睡るらんよ」と言ふに、我が心にふと思ひしまゝに、「我等が生死の到来、ただ今にもやあらん。それを忘れて、物見て日を暮す、愚かなる事はなほまさりたるものを」と言ひたれば、前なる人ども、「まことにさにこそ候ひけれ。尤も愚かに候ふ」と言ひて、皆、後を見返りて、「こゝに入らせ給へ」とて、所を去りて、呼び入れ侍りにき。

かほどの理、誰かは思ひよらざらんなれども、折からの、思ひかけぬ心地して、胸に当りけるにや。人、木石にあらねば、時にとりて、物に感ずる事なきにあらず


屏風図に描かれていた世界だ。「人、木石にあらねば、時にとりて、物に感ずる事なきにあらず」とは、まさにそのとおりだ。



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by izunosuke2005 | 2015-05-05 11:00 | Trackback | Comments(0)

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