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アルガーノ甲州2014

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アルガーノ甲州2014
生産地:日本、山梨県(契約農家栽培)
生産者:勝沼酒造
品 種:甲州 100%
今年の甲州種は日照不足で糖度は低いものの、昨年に比べ収穫量が多かった。マスカットベリーAは着色が良くなく、収穫量も少なかったため、新酒に回すことができず、今年はこの「アルガーノ甲州2014」のみの出荷になったそうだ。
グラスに注ぐと黄色系の顔が現れる。甲州種の香りが立ち上がる。ミネラル感、酸味がちょうどよい。荒削りな感じもするが、余韻もあり美味しくいただけた。
以前、勝沼酒造のワインを頂いた時は、あまり印象が良くなかったので、昨年の新酒は試さなかったが、新御徒町の「ふくはら酒店」で新酒の看板をみかけ、購入。

勝沼酒造は1937年創業の老舗のワイナリー。年間33万本生産。自社畑は全体の3%程度。山梨県と岡山県に畑を持つ。約7割が契約栽培、のこりが契約栽培以外の購入ブドウ。山梨県以外に山形県の畑から購入。品種は約7割が甲州、マスカットベリーAが2割。単一畑のテロワール、その土地の特徴を表現しているとは言いがたいが、日本のワインの消費につながるきっかけになってほしい。勝沼酒造では等々力、藤井、御坂、下岩崎、牧丘等の生産地を重視したシリーズもある。いずれも契約栽培。

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日本にはワイン法がないので団体で新酒の定義を管理している。「山梨県ワイン酒造組合」は「山梨ヌーボー」というブランドを運営。品種は日本発祥の甲州とマスカットベリーA。その解禁日を設定。11月3日。ボジョレーは11月第3木曜日。各ワインメーカーで、収穫期が異なる巨峰やデラウエアはこれよりも早く新酒を出荷している。
山梨県ワイン酒造組合の他に各地のワイナリーが加盟している協会がある。それぞれ新春のイベントを行っている。日本ワインの輸出が近年増加し、地理的表示わかりにくさから、2013年7月に国税庁から地理的表示「山梨」を指定された。日本ワイン法の準備も進みつつある。山梨の甲州が一歩抜きん出ている。「新酒」という切り口で見ても、その意義が大きいと思う。山梨県以外のワイナリーでも新酒は販売されているが知名度は低い。日本には素晴らしいワイナリーが少なくないので、ブドウ生産者を支える基盤を作っていってほしい。

山梨県ワイン酒造組合
「山梨ヌーボー」

長野県ワイン協会
新酒のイベント無し

山形県ワイン酒造組合
新酒のイベント無し

道産ワイン懇談会
関連団体のNPO法人ワインクラスター北海道が「北海道ヌボー」の名前でイベントを開催。日付の設定はなく、早いところは10月上旬から出荷


海外ではボジョレー以外に、各地で解禁日が儲けられている
◎イタリア 1999年に11月6日を制定、2012年から10月30日販売開始に
ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)
イタリア各州で生産される。バルバレスコのAngelo Gajaが1975年に新酒を売り始めたのがきっかけ。地域によっては新酒が飲める起源を設けているところもあり、"giorni della merla" (クロウタドリの日)と呼ばれている。1月の最後の3日(1/29〜31)、または1/31、2/1の2日間、伝統的には2/3。
 
◎オーストリア 11月11日(聖マーティンの日)
ホイリゲ(Heuriger)

◎ドイツ 11月1日
デア・ノイエ(Der Neue)

◎フランス 11月第3木曜日
ヴァン・ヌーボー(Vin Nouveau)と呼ばれる新酒は、24のAOCで造られている。代表的な3AOC。
ボージョレ・ヌーヴォー(Beaujolais nouveau)
AOC Beaujolais

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー(Beaujolais Villages Nouveau‎)
AOC Beaujolais Villages ボジョレー・ヴィラージュ、ボジョレー地区北部の特定野村で産する上級品

マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー(Macon Villages Nouveau)
AOC Mâcon Villages マコン・ヴィラージュ(ブルゴーニュ)
シャルドネで造る白のヌーボー

◎スペイン 12月第1週前後
ヌエボ(Nuevo)
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by izunosuke2005 | 2014-11-15 21:00 | 日本のワイン | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


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