ショッピングの後は中華料理店でランチ。
ホテル近くにあるコメンスキー博物館 Národní pedagogické muzeum a knihovna J. A. Komenskéhoを訪れた。ヤン・アーモス・コメンスキー(Jan Ámos Komenský, 1592年-1670年)はモラヴィア出身の教育学者。同一年齢・同時入学・同一学年・同一内容・同時卒業といった学校教育を構想。
著書『世界図絵』は子供向けの教科書で、木版画のイラストレーションで動植物など幅広いテーマの百科事典。
世界図絵 (平凡社ライブラリー)
博物館の入場料は無料、通りに面した扉を開くと、整然とした教育に関する展示物。学芸員らしい方が丁寧に説明いただいた。
博物館からヴァルドシュテインスカー庭園を抜けてプラハ市内散策に向う。庭園のステージではコンサートが行われていた。
メトロでムーステクMůstekに向かい、ヴァーツラフ広場Václavské náměstíに。何度かプラハを訪れた時に、キュビズム建築を見てきたが、一等最初に紹介されるキュビズムの街灯 kubistický sloup veřejného osvětlení を見つけることができなかったので、今回の旅行で必ず見に行こうと決めていた。まずはガイド本にしたがい、雪の聖母フランシスコ教会広場を探す。迷ってしまったが、Baťaのヴァーツラフ広場店の裏手で突然見つけることができた。街灯は、建築家のエミル・クラーリーチェク Emil Králíček(1877-1930)の1913年の作品。Baťaの隣の(黄金の脚の)アダム薬局 Adamovou lékárnou U Zlatého noha用に設置したそうだ。今もこの薬局はある。
雪の聖母教会 kostel P. Maria Sněžné は、1347年にカール4世によりカルメル会修道院として建設。フス戦争時代に教会建物は荒らされる。1606年にカルメル会に代わりフランシスコ会が修道会を運営し、修復が始まる。
晩御飯は二度目の「ウ・パルラメントゥ」、たらふくビールを飲んだ。
歩いて、マーネスーフ橋Mánesův mostを渡る。夏時間の遅い夕暮れ。絵画のような景色が広がる。気球は最後まで乗れなかったなぁ。