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映画『私の、息子』(2013,ルーマニア)



第63回ベルリン国際映画祭金熊賞(最高賞)受賞
監督・脚本:カリン・ぺーター・ネッツァー
出演:ルミニツァ・ゲオルギウ、ボグダン・ドゥミトラケ
配給:マジックアワー
2013/ルーマニア/112分

渋谷Bunkamuraル・シネマで鑑賞。
オフィシャルサイトでのストーリー
「ルーマニアの首都ブカレストに住むセレブリティ、コルネリアの悩みは、30歳を過ぎても自立しない一人息子バルブのこと。社交界の名士が集うコルネリアの誕生パーティにも顔を出さず、会えば悪態をつくばかりのバルブの態度や、彼の恋人でシングルマザーのカルメンへの不満など、コルネリアの愚痴は溜まるばかり。家政婦のクララに息子の家を探らせては、あれこれ世話を焼いてみるが、そうした行動も息子の逆鱗に触れてしまう。

そんなある日、思いがけない知らせが入る。バルブが交通事故を起こし、子供を死なせてしまったのだ。警察署に急行したコルネリアは、憔悴しきったバルブを目にする。コルネリアはバルブに不利な証言をさせまいと、取り調べの場を仕切り、陳述書を無理やり変えて担当警官の怒りを買うが、警察上部にコネのある彼女に地元警察は逆らうことが出来ない。

息子を救いたい一心で、あらゆる手段に訴えるコルネリア。弱みにつけこんでプライベートの頼み事をしてくる警官や、金次第で態度を変える証人とのハードな交渉をこなす彼女に向かい、バルブは自分は関知しないと言い放つ。見かねた父親が口を出すが、またしてもバルブの怒りが爆発し、家族の協力を拒絶して立ち去ってしまう。

バルブを救うためには、被害者家族が起訴を取り下げるしか道はない。コルネリアは相手側に謝罪するよう、必死の説得を試みるが、バルブは一切を拒否し、自分の殻に閉じこもる。このまま刑務所行きが確定すれば、バルブの将来は絶たれてしまう。なすすべを失くしたコルネリアに、バルブの恋人カルメンは、ある意外な、母の知らない息子の素顔を告白する…。」


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共感しにくいストーリー。ダメダメ感が満載。息子役のボグダン・ドゥミトラケもからダメダメオーラーが半端無く強い。人物描写以外にも警察との癒着や、証言の買収。社会の歪も深い。
映像はハンディカメラで撮影しているのか、画面が揺れる。見ながら酔ってしまった。心が重たくなっていく。体調が良くなかったので、辛い鑑賞になった。
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by izunosuke2005 | 2014-06-22 10:30 | 映画・観劇

ワイン、レストランそれと旅行の記録


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