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宝塚の定番のミュージカル「エリザベート」。宝塚では1996年初演から、2016年宙組で9回目。東宝ミュージカルとしても2000年が初演でロングランの舞台。長年、山口祐一郎さんが「トート」役を演じてきたが今回から城田優さんがメイン。
山口祐一郎さんのダブルキャストとして2000年〜2005年に出演していた内野聖陽さんは、同じく、エリザベート役の一路真輝さんと結婚。日本のミュージカル史では、有名な作品。2015年に今回とほぼ同じキャストで公演。

今回エリザベート役の花總まりさんは宝塚時代1998年以来、2015年に再演。輝いている時代、没落していく様子の悲哀さに見入ってしまった。最後の豪華な真っ白のドレスでの立ち姿には、動きはないものの、その圧倒的な美貌と微笑みにやられてしまった。
城田優さんの妖艶さは、「トート」役にぴったり。「ルキーニ」役の山崎育三郎さんの歌声にも惹かれた。

舞台装置は鏡を利用したもので、客席の様子が映り込むこんでいたが、オケピットの指揮者も写り込んで、指揮棒を振っている様子がづっと写っていた。帝国劇場と同じものかはわからないが、計算違いか?
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by izunosuke2005 | 2016-09-22 13:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
ふたたびチャーター船に乗り込み宇野港に戻る。昨日は宇野駅からすぐにフェリーに乗り込んだので、宇野港の様子はよくわからなかったが、岡山に移動する電車まで1時間以上あったため、宇野港周辺を観光することに。

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最初は淀川テクニックの「宇野のチヌ」。廃品をくみあわせて作った大型のチヌのオブジェ。虹色のカラフルな作品。潮風で劣化するようで、芸術祭ごとに色直しをしているそうだ。

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チヌの近くに小沢敦志さんの「舟底の記憶」。舟の様々なパーツを組み合わせたオブジェ。

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宇野港も暑かったので、かき氷の「おまち堂 宇野港店」に向かったが、長蛇の列で、店内も騒々しかったのでパス。宇野駅にコーヒーショップがあるとガイドブックにあり、そちらに移動。「BOLLARD COFFEE at Uno Port INN」。メニューを見ると、ヴァイツェンなど美味しそうなビールが載っている。おつまみはなかった。のどが渇いていたので、ビールに。相棒も。倉敷の宮下酒造株式会社の地ビール独歩。インペリアル・エールとヴァイツェンの二種類。美味しい。旅先で飲む地ビールは本当に美味しい。
相棒はコーヒーに。こちらも美味しかった。あたり。夕方からはハッピーアワーが有り、安くなる。

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宇野駅から岡山駅に移動。ここでも予定の新幹線までに2時間近く空いているので、岡山駅で夕食をとることとした。その前に、せっかく岡山に来たので、桃太郎ジーンズのショップへ。相棒と一緒に購入。しっかりした生地で気に入った。

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このあと、「炉ばた焼 八閣」に。昨年の岡山出張の帰り訪れ、すっかりこのおお店が気に入った。「牛窓中光商店さんのかまぼこ3点セット」は外せない。岡山の地酒と。魚を確認するとサンマが入荷しているとのことで、今回も焼きで。初物。内蔵も新鮮で苦美味しい。焼きは絶品。湯葉や焼きおにぎりを食べて満足。

帰りの新幹線はこだま。姫路から各駅でひかり、のぞみの通過待ち。これであれば、姫路駅から新快速で帰るべきだった。団体旅行の場合、事前に駅員に途中下車の証明書が必要なため、突然降りることができない。今回の旅行は下調べが不十分だったので反省。

クラブツーリズムの旅行は、何度か利用し、添乗員の方々のスムーズな誘導に、まかせっきりだったが、今回の添乗員のかたは、ほとんど説明や、どこで食事の時間なのか、段取りの案内がないのでわかりにくい。芸術祭のことも、どんな段取りで見ればいいのか説明がないので、効率よく見て回ることができなかった。ベテランの添乗員の方と思うが。でも島旅の感覚がわかったので、次回は個人旅行で訪れてみよう。
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by izunosuke2005 | 2016-09-04 15:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
犬島から、再度チャーター船に乗り込み、最後の豊島にむかう。途中、リサイクル施設が見える。産業廃棄物問題は今も続いている。
船内でお弁当をいただく。揺れながらも食べられるものだ。

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豊島家浦港に着く。そこからマイクロバスで豊島美術館に向かう。マイクロバスは昨日宿泊した「リゾートホテルオリビアン小豆島」さんのバス。小豆島からフェリーでこちらまで移動していただいたようだ。バス内ではわかり易い解説で、ものすごく楽しめた。
豊島美術館は海岸近くのなだらかな丘陵で絶景だ。思わず声を出したくなる。棚田が広がる。もともとは休耕田だったところを再開させたそうだ。

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豊島美術館マップ

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直島の地中美術館と同じように、チケットオフィスで受け付けて、そこから徒歩で、作品のある場所に徒歩で移動する。西沢立衛さんの「母型(ぼけい)」。大きな構造物で、椀物の蓋のような形。中央近くに大きな穴が開いている。最初は中にはいったらグルーっと見渡して出るかと思ったら、ここの落ち着いた空間に引き込まれていき、時間いっぱいまでいた。
みずたまりのようなものが床面中央にあり、それに水滴が風に揺られて集まっていく。水滴は集まって大きくなり、中央の水たまりに集まっていく。生きているかのようだった。来館者はそれぞれの姿勢で座って、水滴を眺めている。仰向けになって寝ている人もいる。水滴と、空が穴から見えるだけの空間なのに、惹きつけられるものがある。なんて不思議な空間なんだ。も一度訪れてみたい。季節が変わると、また感じ方もかわるのだろう。
チケットオフィスに戻る途中に、ミュージアムショップがある。Tシャツを購入。

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「新建築2011年1月号 WEB連動企画 豊島美術館」





マイクロバスで家浦港に戻る。豊島横尾館にはいる。古い民家を改修。
入り口の赤から横山さんの世界が広がる。原色の庭園。ガラス張りの座敷。まさに横尾さんの絵画の世界。

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豊島横尾館からは自由行動だが、同じ地区にある針工場トビアス・レーベルガーにはそれなりの距離があるので周辺を散策することに。港近くにオリーブ園がある。猫がオリーブの木の陰に隠れている。

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日差しがきつかったので、近くのカフェ「みずたまや」さんに避難。レンタルサイクルとカフェのお店。
水玉模様の大きな看板があるので探しやすい。
食事メニューはなく、ドリンクとケーキ類が中心。

<温かい飲み物>
コーヒー:350円
カフェオレ:450円
紅茶:350円
各種ハーブティー:350円

<冷たい飲み物>
アイスコーヒー:400円
アイスカフェオレ:450円
アイスティー:400円
各種ハーブティー:350円
各種酵素ジュース:400円

<おやつ>
レモンケーキ:350円
豆乳ヨーグルトレモンソース添え:300円
本日のスイーツ:250-400円

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島の民家で、友達のうちに遊びに行った気分。落ち着いた雰囲気でゆったりできた。
酵素ジュースとレモンケーキを注文。酵素ジュースは豊島の果物と砂糖で作った酵素シロップのジュース。今日は無花果。
オリーブ畑の近くに巨大な無花果の木を見かけたので、それからつくったのかなぁ。
レモンケーキも豊島のレモンを使っているとのこと。レモンピールが添えてある。素朴だけどとても美味しかった。
家具も素敵で、店内を眺めているだけでも幸せな気分になる。

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by izunosuke2005 | 2016-09-04 13:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
チャーター船に乗り込み犬島に向かう。波がやや高いのと、昨日の船より小さいので、波の影響を受けて、かなり揺れる。周りを見ると、様々な島が見える。手に届く範囲に島があるようだ。

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犬島港に近づいてきた。まず最初に銅製錬所の煙突が目に入る。犬島港に着いて、直ぐそばにある「シーサイド犬島ギャラリー」に向かう。まず最初に高橋啓祐さんの映像インスタレーション作品「The Fictional Island」を体験。真っ暗の部屋で壁を探りながら歩く。島のような砂のオブジェに映像が写りだされる。海岸の砂ではなく、精錬所のスラグ(鉱石から銅を精錬する際に生成される黒い砂)だそうだ。チケットオフィスの横を通るとグッズがいっぱい。エコバックが可愛い。購入してしまった。

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このあとは、犬島精錬所美術館に向かう。犬島銅精錬所は倉敷市にあった帯江銅山の精錬所として1909年に創業したが、第一次世界大戦が終わりに近づくにつれて銅価格がピーク時の半値まで暴落し、1919年には閉鎖された。もともとは銅山に精錬所があったが、煤煙による公害問題で犬島に移転。しかし公害の原因は解決していなかったので、犬島も公害に苦しんでいた。同時期に直島、四阪島にも銅精錬所が建設され同様の被害だったそうだ。直島の精錬所は三菱マテリアルの中央精錬所として近代化していったが、今ではリサイクル施設として稼働している。農業や漁業が不振な島にとって企業誘致を進めるしかなかったが、同時に公害も呼び込んでしまった。豊島の産業廃棄物問題も同じ。それが近年の芸術祭で、観光業の可能性が高まっていると思う。それは島本来の景色の美しさを再認識させてくれる。精錬所も、スラグも負の遺産で、観光地と再開発するには隠したくなるかもしれない。それを負の遺産ではなく、芸術として島の人達の記憶と一緒に芸術に昇華させているんだと思った。

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犬島精錬所美術館は遺構がむき出しのまま。変色、変形したレンガは、何かを語っているかのようだ。瀬戸内の海の柔らかい景色と対比的。美術館に入る。建築は三分一博志さんの作品。自然と一体となった建築で、遺構の煙突などを利用し、自然の空気の流れを作っている。窓は少なく、鏡を使って建物内に取り込んでいる。それにより空気を温めないようにしているらしい。鏡がある通路は、先に外の光が見える。歩いていくとL字になっていて、先に見えた光は角の鏡に写った光だとわかる。錯覚の迷路。

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つぎに犬島家プロジェクトの集落に歩いて向かう。
ギャラリーは6箇所
2010年 「F邸」、「I邸」、「S邸」、「中の谷東屋」
2013年 「A邸」、「C邸」
あと、移動途中に作品もみることができる。
最初に「F邸」。泡のおばけのようなオブジェクト。名和晃平さんの「Biota (Fauna/Flora)」。

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次に歩いて出会ったのが、「石職人の家跡」。古代遺跡のよう。奥にウサギの耳のようなアルミ製の椅子がある。これは後で、オリーブの葉っぱのデザインだと知る。周りを見渡すと起伏のある集落。家が波のように重なり合っている。

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更に先に進むと、「S邸」。波打つアクリル板の作品。荒神明香 さん「コンタクトレンズ」。レンズを通して見える島の家が風景画のようになる。また、雨の日に窓から見える景色にも思える。

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次も同じアクリルの作品。「A邸」、「リフレクトゥ」。同じく荒神明香 さんの作品。夏を感じる鮮やかな作品。花のようでもあり、サンゴのようにも見える。島の元ある景色からはとても異質なものに感じるが、それぞれが芸術作品のように共鳴しているようにも見える。

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坂道をのぼり、鳥居の前をとりすぎ、くだっていく。沖縄で見た景色を思い出す。
「C邸」。下平千夏 さんの「エーテル」。ハンモックのような作品。作者の意図は光のながれ。

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ふと足元をみると、緑の絨毯が広がっていた。

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海岸に近づいていく。カフェが数件あった。

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「I邸」。オラファー・エリアソンさんの「Self-loop」。無限機関のように回り続けている作品。
犬島港に戻ると、舗装された道の上にも「石職人の家跡」に似たペイントがある。

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帰りの船を待つ。公衆トイレと自動販売機がある。芸術祭期間中は案内のテントもでていた。
素朴な景色の犬島を気にいいってしまった。素敵な島だった。宿泊施設は三箇所。そのうちの一つ、「犬島自然の家」は、旧犬島小学校、中学校跡。天体観測室もある。あとはログハウスと一軒貸し。

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※参考
山陽新聞digital 「岡山動画風土記⑤アートで活気づく犬島(岡山市)」



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by izunosuke2005 | 2016-09-04 10:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
「リゾートホテルオリビアン小豆島」で一泊。100室以上ある大きなホテル。昨晩は暗くてよくわからなかったが、朝に露天風呂に行くと、瀬戸内海が一望できる。夕日が綺麗とのこと。昨晩は既に暮れていたので拝むことはできなかった。朝食もバイキング。しっかりいただいた。部屋に戻る途中にロビーのテラスに出ると、小豆島北側の瀬戸内の景色が広がる。波は穏やか。小豆島に移住した内澤旬子さんが小豆島から見える海の景色に惚れた気持ちがよくわかった。

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今日はチャーター船で、犬島、豊島、宇野港を移動する。台風が近づいているため、波が穏やかなうちに出港時間を早めるとのこと。急いでバスに乗り込み、土庄に向かった。昨日は夜で小豆島の景色を見ることができなかったが、大観音さまも拝めることができた。世界一狭い土渕海峡も。

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土庄の中心の通りではあちこちに漁具のブイでつくったブイブイ人形を見かけた。バスの運転手さんの説明では地元の高校生の作品とのこと。

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土庄港は小豆島の人が高松に出かけるときによく利用している港。高松の琴平電鉄の電子マネーIRUCAが使えるようだ。IRUCAがあると知らなかった。デザインが可愛い。タッチすると、「キュルッ」と鳴くのだろうか?機会があれば記念で購入しようかと思ったが、使えるのは地元だけみたい。残念。小豆島では高松行きのフェリーとオリーブバスで使用できるようだ。電子音もSUICAと一緒。ちなみに土庄港のフェリー定期航路は高松港、豊島経由の宇野港行き、それと新岡山港。高速船は高松港と新岡山港。

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フェリー乗り場近くに、チェ・ジョンファ(崔正化)さんの「太陽の贈り物」。小豆島らしく、オリーブの王冠。近くによってみると、メッセージがカタカナで刻まれている。オリーブ・ラインの客船と一緒に写真を撮る。

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by izunosuke2005 | 2016-09-04 08:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
クラブツーリズの企画ツアーで「瀬戸内国際芸術祭2016」が開催されている直島、犬島、豊島に訪れた。二日間の旅行で、移動は基本的に船。島旅に離れていないので、今回のツアーで様子を知っておくのも目的だった。

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「瀬戸内国際芸術祭2016」は3年に一度開催される芸術祭で、2010年が初回。前回が2013年なので、これで3回目。開催するたびに参加する島が増えている。
会期は3回に別れている。合計で108日間。

◎春 2016年3月20日[日・春分の日]—4月17日[日] 29日間
◎夏 2016年7月18日[月・海の日]—9月4日[日] 49日間
◎秋 2016年10月8日[土]—11月6日[日] 30日間

総合プロデューサーが株式会社ベネッセ・ホールディングスの最高顧問の福武總一郎さん。
今回の総合ディレクターはアートディレクターの北川フラムさん。多数の芸術際に関わっている大ベテラン。フラムは本名だそうだ。名前から若い人だと思っていた。
芸術祭の歴史を辿っていくと、直島の町長と福武總一郎さんの出会いから始まり、直島の開発から、犬島、豊島の開発と広がり、アーティストを招いて制作するスタイルの作品制作の場が広がり、芸術祭につながっている。パリ、ニューヨークへのプレゼンテーションにより、海外からの観光客も多数訪れる芸術祭となった。

1985年 当時の直島町長三宅親連さんと福武總一郎さんが出会い、直島開発を約束
1992年 ベネッセハウスオープン
1994年 「OUT OF BOUNDS」展 草間彌生さん「南瓜」発表
1996年 サイトスペシフィック・ワークへの方向転換。作品購入からアーティストを島に呼び製作。
1998年 直島で「家プロジェクト」開始
2004年 地中美術館 開館
2008年 犬島精錬所美術館開館
2010年 犬島「家プロジェクト」開始
2010年 瀬戸内国際芸術祭2010 開幕(直島、豊島、 女木島、男木島、小豆島、大島、犬島)
2010年 豊島美術館 開館
2013年 直島ANDO MUSEUM 開館
2013年 瀬戸内国際芸術祭2013 開幕(前回7島+沙弥島、本島、高見島、粟島、伊吹島の13島)
2016年 瀬戸内国際芸術祭2013 開幕(13島)


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8時14分新大阪駅発の新幹線で岡山に向かう。岡山駅で昼ごはん用の弁当を購入。おにぎり弁当。相棒は穴子飯。その後、瀬戸大橋線で高松駅行のマリンライナーに乗り換える。どんな車種が来るのか楽しみにしていたら、神戸線の新快速と同じ。がっかり。岡山駅周辺の住宅街を抜けると、すぐに田園地帯に。茶屋町駅で下車し、宇野みなと線の宇野港行の各停に乗り換える。途中、常山駅近くでハード型に刈られた田んぼに出会う。これはフラワーアーティスト萬木善之さんの作品、「十二単(ひとえ)」。開催中は赤、オレンジ、青色などの不織布が敷き詰められていたが、今は縁取りがのこるのみ。芸術祭に向かう気持ちが高ぶっていく。

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宇野港に到着。ターミナル駅の改札を抜けると、きれいに整備された港が広がる。すると、すぐに瀬戸内国際芸術祭の展示物とであう。スタンプもあるが、ツアーですぐにフェリーに乗らないといけないので、写真を急いで撮って通り過ぎる。

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宇野港は本州から瀬戸内の島々に向かう玄関口。1988年に瀬戸大橋が開通する前は、高松港・JR高松駅と結ぶ主要な航路だった。高松を結ぶ高速艇は廃止され、現在の定期航路は以下の通り。
・四国フェリー 宇野港〜高松港(65分) フェリー
・小豆島フェリー 宇野港〜直島(家浦)〜直島(唐櫃)〜小豆島(土庄) 旅客船・フェリー  
・四国汽船 宇野港〜直島(宮浦)〜高松港 フェリー
瀬戸内国際芸術祭期間中は臨時便、臨時航路がでる。直島(本村)、直島(風戸)など。

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大型の観光バスに乗車し、直島(宮浦)行きのフェリーにバスに乗車したまま乗り込む。20分の短い航路。この間にバスで昼食を済ませる。外を眺めると島々の姿が近くに見える。葛島、荒神島。宮浦港に到着。それからバスで地中美術館に向かう。途中美しい瀬戸内海の景色に見惚れる。途中バスを停めて、海岸まで降りていく。大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船尾と穴」の作品が突然現れる。現代的なオブジェクトだが、瀬戸内海の景色に溶け込んでいる。作品そのものが廃船をイメージしたそうなので。

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このあとベネッセの敷地の中を通り抜けと、地中美術館のレセプションのある駐車場に到着する。この地帯全体がアートで、ここから歩いたところに美術館の入口がある。15分単位での予約で、時間厳守。時間が来てからレセプションでチケットを受け取り、歩いて美術館に向かう。美術館は上下の移動が多い。斜めの直線、スリット、安藤忠雄らしい設計。モネの「睡蓮」シリーズの部屋、ウォルター・デ・マリアの教会のような空間、ジェームズ・タレルの異空間のような体験型アートなどが続く。

チケットオフィスから会場まで、館内での階段の登り降りで足腰が疲れてしまうので、休憩したくなる。そんなちょうどよいタイミングで地中カフェの案内。瀬戸内海の景色が一望できる、眺めの素敵な場所。外にも出ることができる。ドリンクはコーヒー以外に、地元のソフトドリンクが充実しており、カラフルなボトルが並ぶ。瀬戸内らしいレモネードを注文。「瀬戸キュン」という可愛らしいネーミングのボトルが用意される。紙のボトルホルダーに差し込み、ストローをさす。一口飲むと、酸味と発泡感が強力で、疲れが一気に吹き飛ぶ。「瀬戸キュン」は広島福山にある炭酸飲料製造の齋藤飲料工業の製品(商品開発:サカエヤ本店)。地元の一部にしか流通していないローカル商品。岡山と広島県産のレモン果汁を10%使っており、酸味の強さは半端ない。パンチ力がある。汗が引いた後は外に出てゆっくりと景色を楽しむ。素敵なカフェです。

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このあとはバスで本村地区に移動し、直島家プロジェクトに。「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されている。町役場のある中心地で、家屋が密集している地域。予約制のところは、どこも順番待ちで、バスの集合時間までには間に合わない。すぐ入れるところ中心にまわる。最初は「碁会所」。茶室のような小さな空間が2つ。家のアートというのは初めてだったので。何か奇抜なものをイメージしていたが、地域に馴染む落ちついた空間だった。
次に訪れたのは「直島ホール」。阿波人形浄瑠璃の舞台が中央に。東西南北に広がる空間。大きな屋根。この地域の集会場として、とても素敵な場所。四季ごとの日差しの入り方、風の流れ等を考えて設計されている。

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それから、家プロジェクトの「はいしゃ / 舌上夢 / ボッコン覗」に。歯科医院兼住居であった建物。ひなびた外観。昔ながらの狭い部屋。その中には巨大な自由の女神が2階までぶち抜かれている。それでも懐かしい空間。色々なものに、自分の思い出があるかのような錯覚。

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途中バス停が有り、直島をバスで周る人たちで行列ができている。次回芸術差に個人旅行で行くときは、島内の交通手段は考えて置かなければならない。

夏の暑さですぐ喉が渇くので、水分補給は欠かせない。ここは離島なので、自動販売機は殆ど見かけず、商店も殆ど見かけない。水分補給がむずかしい。カフェなんて少ないだろうと思い込んでいた。しかし、予想外に、島の中心地にはカフェが多く、休憩の場所に困ることはない。路地に看板が置かれており、そこにはかき氷の写真がある。駄菓子屋のカップにはいいているタイプではない、ちゃんとしたかき氷。ここで休憩することに決めて、細い路地をすすむ。古民家カフェ「和カフェ ぐぅ 」が現れる。
かき氷は1種類。宇治金時。シャリシャリとした氷。シンプルなシロップと練乳。一気に汗が引いていく。

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休憩の後は、「ANDO MUSEUM」に。瀬戸内の安藤忠雄の作品の紹介。とくに地中美術館の設計は興味深かった。建物全体は古民家だが、中は安藤忠雄のテイストに。

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集合時間までまだ時間があったので、本村地区をぶらぶら歩く。生協のスーパーがあったが、地元のものはわずか。家の庭から白鳥のボートの首がでている。これもアートなのか。案内板は見つけられなかった。

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集合橋に向かい、それからバスで宮浦港にもどる。海の駅「なおしま」もアート作品の一つ。大屋根で覆われた広いスペースで、待合室、土産物、カフェなどがある。近代的なすてきな場所。直島の景色ともマッチしている。直島観光がおわり、フェリーに乗り込むまでまだ時間があったので。宮浦港周辺を散策。銭湯やかぼちゃをみてまわる。小腹がすいたので「海の駅なおしま」内にある「カフェ おうぎや」でビールを飲むことにした。カウンターには、バケツに氷で冷やしている地ビールのミニボトルがある。美味しそう。券売機方式なので、ビールを買おうと思うが、生ビールしかボタンがない。地ビールを飲みたい人は「生ビール」を買うように書いてある。むずかしい。おつまみも欲しかったので、五目天串のチケットも購入。地ビールは香川ブルワリーの「さぬきビール ケルシュ」。氷水で冷やしているので、冷たすぎず、とても美味しい。ごくごく呑める。素晴らしい温度。五目天串は練り物。いやぁこれも美味しい。すっかり良い気分になった。おすすめ。

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宮浦港で有名なアート作品は、草間彌生さんの「赤かぼちゃ」ポップな作品。二次的な作品で、水玉の軽自動車があったり、フェリーも水玉模様に。港の立派なシンボルになっている。
時間があったので、直島銭湯「I♥湯」に。多種太陽なオブジェの固まり。人気があり観光客でいっぱい。猫も集まってくる。

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フェリーで直島から高松にフェリーで移動。約一時間。うどんがあるかなと思い、船内を見て回るが、なかった。残念。

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高松に近づくと、観覧車が見えてくる。遊園地かと思ったら、地元の書店「宮脇書店総本店」のもの。極僅かな滞在時間だったが、高松港近くの高松城に。城壁が瀬戸内海に接し、堀には海水が引き込まれている。堀を覗くと、魚やカニがいる。

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高松港は、広大で、各フェリー乗り場が離れている。飲食店がなく、食事をするのには、JR高松駅の方に歩かないといけない。フェリー乗り場にはうどん屋があると勝手に思い込んでいたので、がっかり。
宿泊先の小豆島に高速艇で移動。

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夜の瀬戸内海の景色が広がる。小豆島の土庄の港に近づく。明かりが見えて気持ちが落ち着く。下船するときに、客船の椅子のカバーを見ると、ごま油「かどや製油」の広告。土庄は、小豆島の本島と土渕海峡を挟んだ、別の島、「前島」の港。この海峡は世界一狭い海峡。最大幅は約400m。最狭幅は9.93m。ここから小豆島北部の「リゾートホテルオリビアン小豆島」に向かう。土庄は大きなショッピングセンターがある商業地域だが、すぐに山と海の島の景色に変わる。

到着後、ビュッフェ形式の夕食。観光地の大型ホテルで、ビュッフェ形式で良い印象はなかったが、ここは別だった。まず白ご飯が美味しい。これで気分は上ル。和食、中華、洋食、多種多様。ライブキッチンコーナーでは天ぷらや、出汁巻きをその場で作ってくれる。一口ステーキも焼き立てで美味しい。売店で売っているおみやげ物の佃煮もあり、ここで味見もできる。小豆島の名物のそうめんは、晩はシンプルに葱と生姜と出汁でいただく。アルコールは飲み放題のコースもあったが、フロアに人が少なかったので、お代わりを注文するタイミング難しいと思い、単品で注文。食事に集中できるからこちらの方が良い。
食事の後、温泉に入りすぐ就寝した。台風が近づいているのが心配。あすも天気が良ければいいのだが。波が高くなると船が出なくなるので、早めに本州に戻らなければならなくなる。
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by izunosuke2005 | 2016-09-03 22:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


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