カテゴリ:映画・観劇( 110 )

映画『チャイナ・シンドローム』(1979,アメリカ)



スターチャンネル録画鑑賞。
原発事故以来一度は見ておきたかった映画。公開12日後にスリーマイル島原子力発電所事故が発生。
1970年台の最新鋭設備。システムのログ出力はドットインパクトプリンター。昔のシステムはこんな仕様だったなぁ。

不祥事を揉み消そうとする利益優先の状況は原発以外の職場でも起きそうなでき事。技術者、経営者、若手社員、それぞれの心の動きがリアルに感じた。
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by izunosuke2005 | 2014-05-18 21:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『チョコレート・ドーナッツ/ANY DAY NOW』(2012 アメリカ)



新宿シネマカリテで鑑賞。この映画館はオンラインでの座席予約ができない。なのでホームページにある混雑状況を確認して、09:45開始の回であれば、早く来てならばなくても観れるとのことだったので、この回に決める。総武線快速で新宿に向かい、開始40分前に着いた。でも既に行列ができている。09:25頃からチケット販売が開始する張り紙があったが、09:15に始まった。窓口で映画名と開始時間を伝える。ディスプレイに空き席が表示されるので、口頭で座りたい席を伝える。この時点で10席程度しか埋まっていない。座席につき、予告編が始まるのを待つ。上映する「スクリーン2」は79席のミニシアター。スクリーンサイズも小さい。座席は真ん中の列で調度良いぐらい。少しずつ観客も増えてきて、最終的には全席は埋まったようだ。混雑状況の案内は当たっていない。帰ってからホームページを確認すると全ての回が「満席になります。1時間前位(朝初回は開場時間まで)にはお越しいただき、受付をお済ませください。」となっている。

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様々な情報番組で絶賛しており、どれも「泣いた」というキーワードで語られているところで、少し見に行く気がなかったが、東京MXの「バラ色ダンディ」金曜日でも、高評価だったので、見に行くことに決めた。観た感想としては、泣けると言うよりは、不条理さの怒り、孤独感の悲しみの方が強く、「泣ける」という言葉で表現するような映画ではないと思った。確かに涙は流れたが。
ここからネタバレ。
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時代は70年台のアメリカ。歌唱力はあるけどゲイバーで口パクで踊っているルディ。同じアパートに住んでいる母子家庭の母親が麻薬で逮捕され、施設に入れさせることになったダウン症の少年マルコの面倒をみることを決める。
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ゲイバーで知り合った弁護士のポールは、職業柄ゲイであることをカミングアウトできずに苦しんでいたが、ルディのマルコを助けたという一途な気持ちに、次第に気持ちが変化していく。そして二人でポールの家でマルコと暮らすことを決める。ゲイカップルで子供を引き取ることを許されない時代のため、養育権を決める裁判でいとこ同士と嘘を付く。しかし、ポールの上司にゲイであることがわかり、マルコとは施設に戻される。その後、有能な黒人弁護士と裁判を始めようとしたが.........
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映画の中では、養護学校の教師、裁判で証言に立った女性は、三人の深い絆で結ばれた愛に気が付き、とても素晴らしい両親であるという。でも他の人たちにとって、ゲイということだけで、女装をしたというだけで、「普通ではない」と差別し、そのことが悪で子供に影響があると決めつける。ゲイはまるで感染して子供もゲイになるかのように。彼らは、まったくそのことに問題は無いと思っているため、終始その姿勢はブレない。正義のための行動と思っている。
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しかし、ルディとポールのマルコを見る眼差し、表情に、親権不適格者の様子は微塵にもないのに。普段の生活は愛情に溢れ、マルコのために一生懸命働き、面倒を見て、いっぱいの愛情を注ぐ。マルコも次第に心を開き、表情も豊かになってゆく。マルコは寝る前にルディにハッピーエンドの話をしてほしいと頼む。ハッピーエンド、それがマルコの望みだったのだろう。大好きなドーナツを食べることも。家族で食事するシーンでドーナツをもらい、マルコが「ありがとう」と一言お礼をいうが、その言葉に込められたマルコの心の暖かさが伝わってきた。何気ない会話、仕草、一つ一つに、家族の愛情、大切に思う人達に対する思いがストレートに伝わってくる。
時代は過去になっているが、これは当たり前と思っている自分の行動や意見が、実は正当な理由もない差別につながっているのではないかと考えさせられた映画だった。

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by izunosuke2005 | 2014-05-18 09:45 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『キャスト・アウェイ』(2000,アメリカ)



スターチャンネル録画で鑑賞。トム・ハンクスが役作りで激痩せした映画ということで、有名になった。
音楽はすくなく、本当に離島での孤独を強く感じる。出てくる人たちは誰もいい人ばかりで、主人公が味わった不条理な出来事に対してやるせない気持ちになる。最後はハッピーエンドを予感させる終わり方だったが。
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by izunosuke2005 | 2014-05-17 22:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013年・英)



「ユナイテッド・シネマ豊洲」で鑑賞。酒好きには楽しめる映画。アーサー王の物語、映画作品へのオマージュなど散りばめられているが、単純に楽しめる映画。
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by izunosuke2005 | 2014-05-03 18:20 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

バレエ公演『マノン』(アメリカン・バレエ・シアター)

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ロシアのディアナ・ヴィシニョーワがマノンを演じるということで話題に。
アメリカン・バレエ・シアターはニューヨークが本拠地。ディアナ・ヴィシニョーワさんは2005年5月からのゲスト・プリンシパルを務めている。マノン役ほんとうに素敵だった。デュエットの綺麗なバレーで惹きこまれて、3時間もあっという間に過ぎてしまった。



ディアナ・ヴィシニョーワの次に目が釘付けになったのが、レスコー役の中性的な魅力のダニール・シムキン。王子様キャラ。男性陣ではひときわ目立っていた。


幕間はロゼシャンパーニュ。東京文化会館で提供されるシャンパーニュは時々びっくりするような値段の時があるが(アンリ・ジローでグラス5,000円)、今回はニコラ・フィアット。
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by izunosuke2005 | 2014-03-01 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『エレニの帰郷』(2009年 ギリシャ=ドイツ=カナダ=ロシア)



新宿バルト9で鑑賞。
「エレニの旅」(2004年)の絵画のような映像に圧倒される。映画はロシア革命でオデッサを追われたギリシャ人がギリシャに戻るところから始まる。戦争孤児のエレニは育てられたスピロスに求婚されるが恋人と逃げ出し、旅芸人となる。
「エレニの帰郷」ではスピロスと恋人同士となり、息子を授かる。秘密警察に捕まり、収容所に送り込まれるが、脱走する。スピロスと再開できるが捕まりシベリア送りになる。最初はテオ・アンゲロプロス監督らしい映像が展開されるが、あとのストーリ展開はなにか物足りなさを感じてしまった。
映画館はほぼ満席でテオ・アンゲロプロス監督人気は健在だ。
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by izunosuke2005 | 2014-02-02 14:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『ビフォア・ミッドナイト』(2013年アメリカ)



渋谷Bunkamuraル・シネマで鑑賞。
『恋人までの距離』(1995年)及び『ビフォア・サンセット』(2004年)の続編。同じ俳優、同じテーマで20年近く映画を撮り続けるなんて驚きだ。観ている側も同じように成長し、『恋人までの距離』の頃の甘い恋愛から、結婚、そして恥じらいもなくなり、ありのままをぶつける。自分たちの恋愛観の経年変化に合わせて、変わっていく映画のようだ。
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2作目の『ビフォア・サンセット』は二人の再会から、お互いの会話でのシーンが永遠と続き、まるで自分がその場に居合わせている錯覚を覚えるほどであったが、今回は様々な人が登場してきたので、ちょっと頭のなかで整理つかなかった。
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セリーヌはおっぱいを見せながら口喧嘩するシーンは、あまりにも現実的すぎてひいてしまった。無駄に脱ぎすぎると批判が出るほどだった。前作のギターで淡い気持ちを歌う姿とはぜんぜん違う。でも、それを含めての二人の関係で、かわいい双子の女の子をあやすすがたは微笑ましい。後半はおきまりで二人だけの会話が延々と続く。最後は仲直りするだろうと思っていたが、ハラハラさせる展開だった。
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映画館は年配と若いカップル入り混じっている。満席。
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by izunosuke2005 | 2014-01-26 16:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「天のしずく 辰巳芳子"いのちのスープ"」(2012年、日本)

NHK-BSでの録画を鑑賞。昨年渋谷で上映していたが見に行くことができなかったのでよかった。

この映画では料理研究家の辰巳芳子さん料理の素晴らしだけではなく、食品の生産者への思いにも及んでいる。生産者は美味しいものを造るために一生懸命で、それを大切に取り扱っている。
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どうすれば美味しくできるのかがよく考えられていて、レシピを見ると本当に手がかかった料理法だ。美味しそうなスープが画面に広がるが、はたしてどうなのだろうか?
スープは好んで飲むことは少なく、未知の世界だ。
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by izunosuke2005 | 2014-01-21 19:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『歩いても 歩いても』(2007年 日本)

NHK-BS録画で鑑賞


物語は大きな展開もなく、15年前になくなった兄の命日に実家に戻った阿部寛と両親、妹家族達で過ごした様子が淡々と描かれる。物語としては大変つまらないものだが、和やかな雰囲気の裏にある、内面の激しい感情に驚かされる。
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この映画では料理をつくり、食べる場面が多い。下ごしらえでの会話、つまみ食い、スイカ割り、出前で頼んだ近所のお寿司、うな重。家族のつながりの重要な部分は食卓だということを改めて認識した。食事は楽しいことばかりではなく、嫌な思い出、楽しい思い出が交錯する。
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兄は海で溺れている少年を救助して亡くなる。その助けた少年を命日の日に、毎年呼び出す。表面は優しい顔で接しているが、嫌な思いをさせたく呼びつけていることを息子に語るシーンに心の傷の深さを感じる。
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家族のつながりとは何なのだろうか。自分自身が実家とは連絡をとらず、子供の頃の嫌な思いを抱えたまま大人になり、その関係をずっと引きずっていることに再認識させられる。
是枝監督の映画出てくる子供は、他の日本映画とは違う雰囲気がでている。演技というよりは、自然なふるまいに映画を見ているということを忘れさせてくれる。親戚の子どもとの会話。笑ってはいけないところでこみ上げるおかしさ。なれない場所での孤独感。身近な人の死に対する感情。自分が子供の頃に感じたものを思い出させる。そんあ不思議な力を持った映画だ。
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by izunosuke2005 | 2014-01-16 19:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『ビフォア・サンセット』(2005年アメリカ)

NHKS-BS録画で鑑賞



ジェシーはウィーンでの出来事を小説This Timeに書き、パリの小さい書店でサイン会を行う。そこに突然セリーヌが現れる。そこからフライトまでの短い時間に二人の会話が始まる。9年前の約束の確認から始まり、少しづつ閉じていた心が開いていく。言葉一つ一つがお互いの心の襞に触れていく。次第に心がたかぶり、胸の内をぶつける。映画はずっと二人だけの会話が続いていく単調な映画だが、なぜかどんどん惹きこまれてゆく。

エンディングのセリーヌの弾き語り”A Waltz for a night ”に心をゆさぶれた。素敵な歌声。



Let me sing you a waltz
Out of nowhere, out of my thoughts
Let me sing you a waltz
About this one night stand

You were for me that night
Everything I always dreamt of in life
But now you're gone
You are far gone
All the way to your island of rain

It was for you just a one night thing
But you were much more to me
Just so you know

I hear rumors about you
About all the bad things you do
But when we were together alone
You didn't seem like a player at all

I don't care what they say
I know what you meant for me that day
I just wanted another try
I just wanted another night
Even if it doesn't seem quite right
You meant for me much more
Than anyone I've met before

One single night with you little Jesse
Is worth a thousand with anybody

I have no bitterness, my sweet
I'll never forget this one night thing
Even tomorrow, another arms
My heart will stay yours until I die

Let me sing you a waltz
Out of nowhere, out of my blues
Let me sing you a waltz
About this lovely one night stand

ジェシーが選んだCDから曲が流れる。"Nina Simone - Just in Time"。セリーヌはこの歌が好きだと言い、ニーナ・シモーネのおしりの振りを真似してふざけ合う。でも、歌詞の一つ一つの言葉は意味深い。


本当に良い映画だ。
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by izunosuke2005 | 2014-01-14 19:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)