カテゴリ:映画・観劇( 110 )




元町映画館で鑑賞。
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アルゼンチの真面目そうなタンゴミュージシャン3人が、タンゴの発祥はフィンランドという説を確かめるために、フィンランドのタンゴミュージシャンに出会う旅のドキュメンタリー映画。タンゴフィンランド説を力説するのは映画監督のアキ・カウリスマキ。僅かな出演だが、このカットでこの映画の問題提起が、妙に気にかかってしまう。
タンゴの知識は全くない状態で鑑賞したので、フィンランドで出会うタンゴミュージシャン達は本当なのか疑っていたが、見ていくうちに、フィンランドでのタンゴ熱は本当だと徐々に気がついてくる。「セイナヨキ・タンゴフェスティバル」(SEINÄJOKI)という30年以上続くフィンランドで最も有名な音楽の祭典があり、スター歌手が誕生している。アルゼンチン・タンゴといえば、演奏だけのダンスミュージックだが、フィンランド版歌謡曲のようだ。
映画の中でレイヨ・タイパレ(Reijo Taipale)という人気歌手が出演する。フィンランドでのタンゴ人気は本当のようだ。それも歴史がながい。タンゴ発祥説は本当かと思い始める。曲を聞きながら、なんか聞き覚えのある、もの悲しいメロディ。これはアキ・カウリスマキ映画の中で流れる曲だ。




「マッチ工場の少女「(1990) Reijo Taipale - Satumaa




「浮雲」(1996) Markus Allan - Kuumat tuulet

いろんなことが頭のなかでつながってきた。

映画『白夜のタンゴ』で描かれる風景は、アキ・カウリスマキの映画が出てくるヘルシンキなどの都会ではなく、広大な台地。自然豊かで、あの艶やかなタンゴのメロディとは対比的な景色だ。でもフィンランド人の生活にタンゴは根付いて、フィンランドらしさが加わっている感じだった。
ほのぼのとした映画で、エンドロール後拍手が起こった。ああ、これは映画サークル的かな。
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by izunosuke2005 | 2015-02-28 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)



元町映画館で鑑賞。初めての映画館。会員登録しなくても、サービススタンプがもらえて、5回見に行くと1回無料になるシステム。これはお得。
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今回鑑賞したのは、今話題の「薄氷の殺人」。久しぶりに香港らしい映画に出会うことができた。映像の構図がどれも素晴らしく、引き込まれてくる。冒頭の石炭工場の無機質なシーン一つとっても絵になる。主人公の男性刑事は女性の接し方が乱暴で、直ぐ押し倒してしまう。乱暴で共感できるものはない。
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嫌悪感を持ちながらも、次から次えと出てくる謎に驚きながら、その謎の点がしばらくすると一本の線としてつながってくる。でも完全な線ではなく、まだ切れているところもある。ちょっと混乱気味になるが、一番驚いたのがトンネルのシーン。バラバラ殺人死体の犯人を探し、車でトンネルに入る。トンネルから抜けると突然雪景色に。もうここではてなマークがいっぱいになるカメラングルも誰かの視点になり、それが新たな登場人物のバイクの男になる。その男の視点お先に、雪の上に酔いつぶれている主人公の刑事が眠っている。突然何が行ったのか? この後、このシーンに変わった理由がわかり、このバイクもいろいろな場面で繋がってゆく。
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ところどころ、クスっと笑うシーッも有り、何かのオマージュ的なシーンも有る。炭鉱の風呂場での巨体男性のヌード。銃乱射シーンでの吉本的演出。
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後半のシーンでかかる歐陽菲菲の「嚮往」は、この映画の雰囲気にそぐわないと思われるが、なぜかスッキリと当てはまる。スパイシー・ラブスープのポップな映画を思い出す。




主人公の乱暴な男性も気にかかる人物だったが、この映画の魅力はクリーニング店員役のグイ・ルンメイだろう。「藍色夏恋」の時は、本当に可愛らしい高校生役だったが、こんなに引きつけられる女優だったとは。
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映画『藍色夏恋』(2002年、台湾・フランス合作)



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by izunosuke2005 | 2015-02-22 13:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)



109シネマズHAT神戸で鑑賞。
旧約聖書の「出エジプト記」の英語が「エクソダス」。モーゼがエジプトで長年奴隷になっていたユダヤ人(ヘブライ人)を開放し、エルサレムに向かう物語。
・ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況
・モーセの物語
・ファラオとの交渉と
・民のエジプト脱出と葦の海の奇跡
・シナイ山への旅
・十戒の授与
ここまでが描かれている。
特に10の災いの描写は凄まじく、神はなぜここまで行うのかは疑問に思うほどであった
①水を血に変える
②蛙を放つ
③ぶよを放つ
④虻を放つ
⑤疫病を流行らせる
⑥腫れ物を生じさせる
⑦雹を降らせる
⑧蝗を放つ
⑨暗闇でエジプトを覆う
⑩長子を皆殺しする
最後の長子を皆殺しにする描写はどのように表現されるかドキドキした。随分前にエルサレムを旅行した際に、過越祭の説明で、家の戸口に羊の血で印をつける話を聞いた。まさにそのルーツの「十の災い」は無残にもエジプト人の子供命を奪っていった。

十戒の授与ではモーセ自らが石版で約束を掘っていた。石版そのものが渡されるんでなかったんだ。また、聖書ではシナイ山を迷い続けるが、その描写はほとんどなく、年老いたモーセを描くことで、その時間お経過を表していた。
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by izunosuke2005 | 2015-02-11 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)




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空中庭園のある<u>新梅田シティに「シネ・リーブル梅田」がある。JR大阪駅から徒歩で向かうのだが、遠いのが難点。

前回のアムステルダムの美術館の映画に引き続き、今回はロンドンのナショナルギャラりーが舞台。美術館で働く様々な人々を通して、この美術館の奥の深さが伝わってきた。3時間の長時間の映画だが、最後まで飽きること無く見ることができた。ドキュメンタリーなので物語の起伏があるわけではないのだが。
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by izunosuke2005 | 2015-02-01 13:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)



シネ・リーブル梅田で鑑賞
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by izunosuke2005 | 2015-01-24 13:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


毎年恒例のStars On Ice。なみはやドームで。出場する選手すべて素敵だったが、鈴木明子の月光は格別だった。演技の開始前に会場が暗くなり、ブルーのライティングのなか鈴木明子の姿が浮かび上がる。ドビュッシーの月光のピアノの音色が会場に静かに流れ始まる。一つ一つの滑りが詩を囁くようだ。昨年のChristmas On Iceでの映像では伝わりにくいが、リンク全体を見渡しながら見るこの作品は見るもののこころの糸を揺さぶった。
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by izunosuke2005 | 2015-01-10 18:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


2015年最初の映画は『毛皮のヴィーナス』。関西ではテアトル梅田で上映。2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。「戦場のピアニスト」などのロマン・ポランスキー監督。
舞台作品のような映画。ギョロ目のマチュー・アマルリックは、性愛を描いた戯曲にのめり込んでいる役にピッタリ。隙がありそうなワンダだが、深く作品を理解しており、すきがない。

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by izunosuke2005 | 2015-01-04 15:25 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


HAT神戸の109シアターで鑑賞。交通の便が悪く、周りには買い物するところがないので、神戸で一番空いている映画館。人混みを避けたい時には最適。
デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス映画。5年めの結婚記念日の朝、ニックは自分のバーでいっぱい引っ掛けて、自宅に戻ると、不自然に荒らされた部屋。妻エイミーが失踪していることに気が付く。妻は有名児童文学作家で、精神科医の両親に育てられる。両親の書いた「Amazing Amy」は、彼女をモデルにした絵本で、完璧なエイミーが描かれているが、実際は違うと彼女自身が言う。失踪したエイミーを探しだそうと、エイミーの両親と一緒にニックは活動するが、アメリカのマスコミは内実を暴こうと、センセーショナルなトーク番組を流す。日本も似たようなところもあり、残酷な現実を感じる。
この映画ではまともな脇役は、ニックの双子の妹のマーゴ、ボニー刑事、それと名脇役の家猫。特に猫は重要な場面で現れ、登場人物の中では一番の常識人のように見える。
ニックは平均的なアメリカの青年で、完璧ではなく、浮気もするし、酒も飲む。母親がガンになれば、実家に戻り面倒を見る。一方、エイミーは完璧なエイミーを演じ続ける。この映画の不気味さはエイミーの視線だろう。
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by izunosuke2005 | 2014-12-14 13:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)



映像:ニキヤ(寺院の舞姫)の登場




映像:マリーヤ・アレクサンドロワ(Maria Alexandrova)とウラディスラフ・ラントラートフ(Vladislav Lantratov)



年末のボリジョイバレエの東京公演。「白鳥の湖」、「ラ・バヤデール」、「ドン・キホーテ」の3公演。
数カ月前に公演を知り、「ラ・バヤデール」を予約。
演奏が始まる。粒の揃った音の勢いに圧倒。それよりもバレリーナの踊りに見入ってしまった。
指先からつま先まですべてコントロールされた美しさ。その一つ一つの所作が語りかけているようだった。


原振付:マリウス・プティパ(1877年)
追加振付:ワフタング・チャブキアーニ、コンスタンチン・セルゲーエフ、
     ニコライ・ズプコフスキー
振付改訂:ユーリー・グリゴローヴィチ(2013年)
音楽:ルートヴィヒ・ミンクス
台本:マリウス・プティパ、セルゲイ・フデコフ
台本改訂:ユーリー・グリゴローヴィチ
舞台装置・衣装:ニコライ・シャロノフ
舞台装置・衣装顧問:ワレリー・レヴェンターリ
照明:ミハイル・ソコロフ
指揮:パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団


<出演>
ニキヤ(寺院の舞姫):エカテリーナ・クリサノワ(Ekaterina Krysanova) Principal
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ソロル(戦士、ニキヤの恋人):セミョーン・チュージン(Semyon Chudin) Principal Dancer
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ドゥグマンタ(藩主):アレクセイ・ロパレーヴィチ(Alexei Loparevich) dancer
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ガムザッティ(ドゥグマンタの娘):アンナ・チホミロワ (Anna Tikhomirova) First Soloist
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大僧正:アンドレイ・シトニコフ(Andrei Sitnikov) dancer
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トロラグワ(戦士):イワン・アレクセーエフ(Ivan Alexeyev) dancer
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奴隷:デニス・ロヂキン(Denis Rodkin) Principal Dancer
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マグダヴェヤ(托鉢僧):アントン・サーヴィチェフ
アイヤ(奴隷の娘):アンナ・バルコワ
ジャンペの踊り:ユリア・ルンキナ、スヴェトラーナ・パヴロワ
パ・ダクション:ダリア・ボチコーワ、エリザヴェータ・クルテリョーワ
        スヴェトラーナ・パヴロワ、マルガリータ・シュライネル
        ネッリ・コバヒーゼ、オルガ・マルチェンコワ、
        ヤニーナ・パリエンコ、アナ・トゥラザシヴィリ
        アルテミー・ベリャコフ、ドミトリー・エフレーモフ
太鼓の踊り:クリスティーナ・カラショーワ、ヴィタリー・ヴィクティミロフ
      アレクサンドル・スモリャニノフ
青銅の仏像:ミハイル・コーチャン
マヌー(壷の踊り):アンナ・レベツカヤ
精霊たち
第一ヴァリエーション:エリザヴェータ・クルテリョーワ
第二ヴァリエーション:スヴェトラーナ・パヴロワ
第三ヴァリエーション:チナーラ・アリザーデ
子役:日本ジュニアバレヱ(指導:鈴木理奈)
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by izunosuke2005 | 2014-12-04 18:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)



TOHOシネマズシャンテで鑑賞。
主人公のエラー・コルトレーンが12年間の成長と合わせて、長期間撮影した異色の映画。リンクレイター監督のビフォアシリーズと同じ空気が流れる。ビフォアシリーズを連続して観た気分。
主人公メイソンが幼少期の可愛いままで成長していくが、親の離婚で育ての親と折り合うことができず、ぐれそうになるが、大きく路を外すこと無く優しい気持ちを持ったまま声調していく。最後に親元から離れるときに、いつまでも心配をかけていた子供が離れる悲しさが重く感じた。

淡々とした日常描写はビフォアシリーズと同じ素晴らしさ。まるで自分がその場に居るかのような錯覚を覚える。車での親との会話のシーン、友達との会話の断片、それぞれが無意味のようで、記憶の断片化のように繋がってゆく。

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by izunosuke2005 | 2014-11-30 15:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


by izunosuke2005