カテゴリ:映画・観劇( 130 )



心地よいテンポで流れる映画。観光地としてのパリから生活するパリに変化していくさまが面白かった。主人公の妻が尊敬している大学教授のインテリぶりは、アメリカの人にとっても鼻につくものだろう。教養に満ちた言葉で美術品を説明していくが、話は空虚でつまらない。主人公のほうが心に訴えるものがある。
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by izunosuke2005 | 2012-06-03 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


ティエリ・ジョンケの小説『蜘蛛の微笑』を原作とした、ペドロ・アルモドバル監督の映画。
オール・アバウト・マイ・マザー Todo sobre mi madre (1999)
トーク・トゥ・ハー Hable con ella (2002)
バッド・エデュケーション La mala educación (2004)
ボルベール〈帰郷〉 Volver (2006)
と、気持ち悪いと言いながらアルモドバルの映画を見続けてしまった。
それもオール・アバウト・マイ・マザーの衝撃が大きかったからだろうか。

しかし、今回の映画は、主人公に対し何も共感するものがなかった。
非日常の光景が映し出され続けていく、閉じた世界は居心地が悪い。
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by izunosuke2005 | 2012-06-02 14:50 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


NHK-BSで鑑賞
ネルソン・マンデラらが収容されていたロベン刑務所で刑務官として仕事に従事するジェイムズ・グレゴリーの手記「さようなら、バファナ(Goodbye Bafana)」の映画化。2003年にガンのため死去。
黒人と白人の憎しみの連鎖を断つために、和解を求めるマンデラの姿と看守グレゴリーの葛藤。少し違和感を覚えたが、ワンピースの魚人と人間の構図と重なり、平等の権利を信じるマンデラに惹かれていった。
映画の宣伝文句で「ネルソン・マンデラがはじめて映画化を許した、真実の物語」となっている。しかし、看守グレゴリーとマンデラとの間では、実際はほとんど交流は無く、検閲をしていたグレゴリーが知り得た家族の情報を元に思い込んで書かれているように思える。しかし負の連鎖を断つためにはそのようなことは重要ではないのかもしれない。
イスラエルとアラブの平和が訪れることを祈る。
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by izunosuke2005 | 2012-05-13 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「幕末太陽傳」(1957)



パルシネマしんこうえんで鑑賞。
2012年に日活が100周年を迎えることを記念してデジタル修復。
落語『居残り佐平次』『品川心中』『三枚起請』『お見立て』などを組み合わせたオリジナルのストーリー。
居残り佐平次役のフランキー堺の軽妙な動きに目が釘付けになる。史実、結末がわかる故に、この物語の結末のはかなさが物悲しい。居残り佐平次はおそらく肺結核を患っているはずだが、忍び寄る死期を考えること無く、前向きに生きていく。誰も自分がいつ死ぬのかは知らない。だから、その健気な姿に心が痛む。「俺はまだまだ生きるんでぇ。」とい台詞は良かった。
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by izunosuke2005 | 2012-05-03 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「別離」(2011)



梅田ガーデンシネマで鑑賞。

第61回ベルリン国際映画祭で金熊賞、そして女優賞、男優賞の2つの銀熊賞の計3部門で受賞。第84回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞し、脚本賞にもノミネートされる。主要新聞紙上のレビューではいずれも高評価。日本の劇場では、イラン映画は興行的に難しいのか、数が少ない、関西では梅田ガーデンシネマのみで、あとは最近できた小劇場の元町映画館が遅れて上映する予定。

中流のイラン家庭で起こる夫婦間の意見のズレは、別居につながり、その狭間で中学生の娘が小さな心を震わせながら苦しむ。いずれの登場人物も、自分の気持ちや、信条、に正直に一生懸命生きようとしている。自分の考えは正しく、それを受け入れてもらうことを主張し続ける。折り合いをつけるなどは、全く選択肢がないように思える。

ある事件をきっかけに、小さな嘘が幾重にも重なっていく。その歪は小さいが、色々な歯車を狂わせていく。映画ではイランでの男女そうれぞれの社会的立場や、宗教上の行動規範がクローズアップされているが、日本や他の外国でも似たような悩みの類似性に結びつけて観ることができ、物語に引きつけられていく。

主演の女優・男優の演技も素晴らしいが、脇役を含めて、すべての登場人物の人間性に惹きつけられた映画だった。特に娘テルメーの演技が、現実感を増していき、見ている自分もこの家族の一員で、みんなと同じく、どうすればいいのか、と深く悩んでしまう気がしてしまった。

それほど、こころの奥深く入り込む映画だった。
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by izunosuke2005 | 2012-05-01 10:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「オレンジと太陽」



新聞の映画評を読んで、真実を知りたくなり、早速観にいくことにした。ラジオでも取り上げられ、日本での関心が高まっているようだ。チケットを買い、余裕をもって40分前ぐらいに映画館に行くと、すでに長蛇の列。10階にある岩波ホールで、非常階段沿いに並んでいる。最後尾は8階の踊り場。比較的年齢層が高い。ちなみに当日券で1800円、身体障害者割引は1400円。

ソーシャルワーカの日常で、子供を育てることができない親から乳児を引き取る場面から始まる。ふとしたきっかけで児童移民の真実に気づく。
原作『からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち』 マーガレット・ハンフリーズ(Margaret Humphreys)を元に映画化されている。いろいろなフィルムメーカーからオファーがあったが、関係してきた人に裏切られたという思いを決して持たれないようにしたく、断り続けていたらしい。ジムローチの描き方は、主観や怒りを全面に出さず、ただ自分が本当に誰だったのか、欠けたパーツを探しだす様子を淡々と描いている。しかし、悲惨な経験は重々しく、一生分の悲しみを少年少女時代に送った人たちにとって壮年になったいま、涙を流して悲しみ、怒りを表面に出すことができなくなっている姿を目の当たりにして、悲しみ以上のものを全身で感じてしまう。

児童移民はオーストラリアだけではなく、他の旧植民地のカナダ、ニュージーランド、ジンバブエ(旧ローデシア)にも及んでいる。安価な労働力を得るためだけではなく、大英帝国の純血を守るための背景もあるようだった。関わっていた人たちも慈善団体であるが、そのような政策の背景があり、人権よりも団体の利益を優先するような人からすると、日々のしわ寄せは弱いところに集中する。いまの日本でも同じである。
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by izunosuke2005 | 2012-04-21 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「アーティスト」



モノクロ映画の良さは分かったが、監督の女優に対する愛情の注ぎ方が気になり、映画に集中できなかった。女優としては悪くはないが、美化して描かれているようで、最後まで馴染めなかった。
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by izunosuke2005 | 2012-04-07 15:50 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


TOHOシネマズ錦糸町で鑑賞。
テレビドラマの映画版。阿部寛も良いが、この映画で一番魅力的だったのは、新垣結衣と松坂桃李。
犯人が捕まれば、それで解決したというわけではなく、その事件にまつわる人たちの思いを正確にたどっていくストーリーに、ひとりひとりの人間に対する思いが伝わってくる。二人のひたむきさに惹かれていった。
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by izunosuke2005 | 2012-03-25 17:15 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)


TOHOシネマズ錦糸町で鑑賞。
長澤まさみの弾けっぶりに驚いた。可愛かったなぁ。
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by izunosuke2005 | 2011-10-30 13:05 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)
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・フレデリック・アシュトン振付「田園の出来事」
 音楽:フレデリック・ショパン

・ケネス・マクミラン振付「マノン」よりパ・ド・ドゥ
 音楽:ジュール・マスネ

・セルジュ・リファール振付「白の組曲」
 音楽:エドゥアール・ラロ

HOPE JAPAN、それは私自身の意思なのです

3月11日以降の日本の状況を考えて、この東京と全国での公演では何か通常のシルヴィ・ギエムツアー以上のことが何かできるのではないかと思いました。
日本は大変困難な時に直面しています。私はあなた方の国を何度も訪れ、本当にたくさんの場所で踊りました。そして日本の人々とNBSに、こんなに長い間私が与えられてきたものの、一部をお返ししたいのです。私は日本と、日本の人々を本当に長い間愛してきましたし、今や私自身を少し日本人の一員のように感じており、この恐ろしい出来事に大変心を痛め、悲しんでいます。人間としてしなくてはいけない、という義務感を超えて、これは私の個人的な意思なのです。

シルヴィ・ギエム
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by izunosuke2005 | 2011-10-25 18:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


by izunosuke2005