カテゴリ:映画・観劇( 110 )

ボリショイ・バレエ 「白鳥の湖」(東京文化会館)

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ボリショイ・バレエの白鳥の湖。東京では5公演

6月7日(水)18:30「白鳥の湖」スミルノワ/チュージン
6月8日(木)13:00「白鳥の湖」ステパノワ/オフチャレンコ
6月8日(木)19:00「白鳥の湖」ザハーロワ/ロヂキン
6月11日(日)18:00「白鳥の湖」ステパノワ/オフチャレンコ
6月12日(月)18:30「白鳥の湖」スミルノワ/チュージン

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このうち6/8のザハーロワ/ロヂキンがベストの組み合わせで、チケットも一番高い。
せっかくなので1年前の発売時に購入。

「白鳥の湖」(ジャパン・アーツから転機)
 国中から成人の誕生日を祝福される王子ジークフリートだが、母である王妃から花嫁を選ぶよう命じられ、心は晴れない。未知の世界への不安から逃れるようにたどりついた湖で白鳥たちに出会い、王子は中でもいっそう気高く美しい白鳥の姫オデットと恋に落ちる。悪魔の呪いで白鳥に変えられたオデットや他の娘たちを救うため、永遠の愛を誓う王子。しかし花嫁選びの舞踏会で王子は悪魔に連れられたオデットに良く似た黒鳥の姫オディールに愛を誓ってしまう。悲しみにくれ、嘆きつつも王子を赦すオデット。真実の愛を見つけた王子は悪魔に最後の闘いを挑むが・・・。

映画、テレビと何度も観ているが、ボリショイ版の「白鳥の湖」には心が打たれた。特にパドドゥでのザハーロワの可憐さ、悲哀に目が釘付けとなった。

東京文化会館のクラシカルな雰囲気も気持ちを高めてくれる。

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by izunosuke2005 | 2017-06-08 18:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

【映画】『男はつらいよ 奮闘篇 HDリマスター版(第7作)』(BS朝日)

現在デジタル・リマスター版の「男はつらいよ」を放送中。
第7作の奮闘編は、榊原るみが演じる青森出身の少女がヒロイン役。今では企画の段階で却下される内容だが、人々の人情が溢れ出ている作品。作品の一瞬を切り取ることで、そのシーンで使われている言葉が暴力を含むことがあるが、作品全体では優しさに溢れている。

「男はつらいよ」の魅力は義理人情以外にも、画面の構図の美しさがある。フランス映画のようだ。
ラストでさくらが寅次郎を探しに、青森の日本海側をバスで移動するシーンは美しい。

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by izunosuke2005 | 2017-05-13 18:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

【映画】『牯嶺街少年殺人事件』(1991台湾)4Kレストア・デジタルリマスター


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神戸・元町映画館で鑑賞。特別上映で全国一律2,200円。
1991年に公開された時は3時間8分版であったが、今回の4Kレストア・デジタルリマスターでは3時間56分版。約1時間長い。
上映は休憩はないが、鑑賞後は一切長さを感じなかった。エンドロールが流れたときに、初めて、もう終わりなんだと感じたぐらいだった。この長い映画を修復する作業を想像すると気が遠くなる。修復作業については、次の動画で紹介されている。これをみると、映像に息が吹き込まれているみたいだ。例えば、医務室のドアの塗装に映る二人の影や、暗闇の乱闘シーンでの懐中電灯の光の具合は、ただ驚くばかりである。




この映画の魅力の一つは、小四(シャオスー)役の張震(チャン・チェン)だ。少年らしい笑顔を見せるときもあるが、不安で苛立つ姿は中年となった今の雰囲気にも通じる。セリフがなくても、立ち姿や、目線で伝わってくる。最初に張震を知ったのは映画「地下鐵」。台湾の絵本作家の幾米の実写化。社内恋愛で失恋する内気な青年を演じている。香港でビデオCDを買って知った作品。メインストリーのトニー・レオンよりも印象に残った。
そして、この物語の中心で周りの人たちを次々に巻き込んでいく、 小明(シャオミン)役の楊靜恰(リサ・ヤン)もこの映画の重要な魅力だ。美人ではなく、幸うすい顔。彼女の存在感が大きい。最初の頃は謎めいた少女だったが、

小四 「君を助けられるのは僕だけ。守ってあげる」
小明 「私を変えたい? 私はこの世界と同じ、変わるはずがない」

この台詞ではっと、彼女の内面を垣間見た気がした。
エドワード・ヤン監督がアメリカで彼女を見つけ、家族を説得し、出演させたそうだが、その後は映画の世界には進まなかった。2016年9月にニューヨークで張震が楊靜恰と再開し、SNSにアップしている。

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主役、準主役が光った作品だが、脇役の青年たちが素晴らしいので、主役が引き立ったのかもしれない。

次に作品の特徴は懐中電灯、オープンリールテープなどの小道具だろう。懐中電灯は、最初の映画撮影所のシーンで盗んだ後、ずっと身から離さず持っている。小四の心の動きをあらわすかのように、暗闇を照らす。世界を変えることができると思い、暗闇に明かりをテラスが、退学が決まり、小明との将来も見えなくなったときには、その懐中電灯を持っていない。

映画内の曲もとても効果的だった。アメリカの文化が流れ込んでいるところは、戦後の日本と重なる。

「Rosie & The Originals - Angel Baby」


「Elvis Presley - Are You Lonesome Tonight Fantastic Video」


「Frankie Avalon - Why HQ」



牯嶺街(クーリンチェ)は地名で、殺人事件があった場所。撮影場所もファンで特定されており、ロケ地巡りも整理されている。


「予告編」(日本)

「予告編」(台湾)



※事件当時の新聞報道
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by izunosuke2005 | 2017-05-05 13:10 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『家族の肖像』デジタル完全修復版(シネ・リーブル梅田)

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ヴィスコンティのヘルムート・バーガー愛に溢れた映画。

家族の肖像の絵画を収集しながら老後を静かに過ごしている教授の生活に、伯爵夫人ビアンカとその愛人コンラッド、娘リエッタと同居人の若者ステファノ達が入り込んでいく。舞台は教授の屋敷のみで、ローマの街のシーンはない。一瞬、バルコニーのシーンもあるが、ここではバルコニーの彫刻の重厚さに目がむいてしまう。

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同居するのはコンラッド役のヘルムート・バーガーのみだが、伯爵夫人親子も事あるごとに、家族のように教授の生活に干渉していく。印象的だったのは電話をかけるシーンで、コンラッドも、どうでもいいような電話を、何度もかける。電話番号を暗記しているのは、当時としては当たり前だが、いまでは携帯電話のボタン操作のみなので、あんな風に電話はすぐにはかけられない。娘のエリッタもよく電話をかける。現代の日常が絵画だけの教授の部屋をどんどん占領していく。


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フリーセックスのシーンや、現代風のインテリアに改装された部屋など、どんどん現代の生活が入り込んでいく。そんな状況で、教授の奥さんの清楚な立ち姿の映像が挟まる(一瞬だが、クラウディア・カルディナーレの美しさにハッとする)。まるで家族の肖像の絵画の構図のように。次第に、教授もそのような生活を受け入れようとなるが、政治思想でコンラッドとステファンが喧嘩が始まると仲裁するので精一杯になる。


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静かに過ごしたい教授の気持ちがよく分かる。絵画の世界のように。自分もそのような、自分で美化した世界に隠れて生活をしているのかもしれない。

・オリジナルの予告編(Gruppo di famiglia in un interno (1974), Luchino Visconti - Trailer)




・デジタルリマスターの予告編





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by izunosuke2005 | 2017-03-19 12:05 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「ラ・ラ・ランド」(TOHOシネマズ梅田 本館)

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La La Land を観てきました。
様々なミュージカル映画のオマージュやジャズの話がちりばめられていて、最後まで釘づけだった。オリジナル曲も素晴らしい。
ロマンティシズム溢れるストーリーに色々な泪を流した。



最初に演奏していたジャズライブハスが、ウェストコーストで有名だったLight Houseという名前が良い。


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by izunosuke2005 | 2017-02-26 16:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「ヒッチコック/トリュフォー」(神戸国際松竹)

シネリーブル神戸の映画鑑賞後に、ハシゴで神戸国際松竹に。
トリュフォーによるヒッチコックへのインタビューを中心としたドキュメント映画。「映画の教科書」として読み継がれている「映画術」がベースとなっている。
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by izunosuke2005 | 2017-01-08 19:05 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画「この世界の片隅に」(シネリーブル神戸)

遅ればせながら、「この世界の片隅に」デビュー。
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by izunosuke2005 | 2017-01-08 16:25 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『フランコフォニア ルーヴルの記憶』 (テアトル梅田)

監督が迷走させてしまった映画。王家衛のように、編集しながら物語を作っていくタイプなのかしれない。最初の難破船のシーンからどうなるかハラハラしていた。最後で監督がどのように落とし所を決めようか迷っている心の言葉が映画中のセリフからも出てくる。本当に困ったのだろう。
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by izunosuke2005 | 2016-12-04 16:50 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

映画『ブルーに生まれついて』(2015アメリカ・カナダ・イギリス)





梅田シネ・リーブルで初日上映。

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『トランペット奏者、シンガーとして著名なチェット・ベイカーの伝記ドラマ。圧倒的な人気を誇る裏で麻薬に溺れる彼が、ある女性との出会いを機に再出発するさまが描かれる。メガホンを取るのは、プロデューサーとしても活躍するロバート・バドロー。『6才のボクが、大人になるまで。』などのイーサン・ホークがベイカーにふんし、『パージ:アナーキー』などのカーメン・イジョゴ、『ウォークラフト』などのカラム・キース・レニーが共演。およそ6か月の特訓を経て挑んだ、イーサンによるトランペットの演奏が見どころ。』

(シネマトゥデイより)

チェットのプロでの活動の始まりは、1952年除隊後にカリフォルニアでのジャムセッション。ディック・ボックから紹介でチャーリー・パーカーの西海岸でのツアーで共演するトランペットのオーディションを受ける。当時の様子は、エルビス・コステロとの対談で語っている。

『パーカーと仕事をするためのオーディションが「ティファニークラブ」であるという連絡をもらったんだ。駆けつけるとLA中のトランペッターが集まっているじゃないか。チャーリーが「チェットは来ているか?」というから「ここにいますよ」と返事をしたんだ。それで一緒に二曲演奏して終わると.......パーカーはこう言ったんだ、「みんな今日はどうもありがとう。オーディションはこれで終了だ」ってね』

ツアーの後、パーカーを追いかけてニューヨークには行かず、ロサンジェルスに残り、ジェリー・マリガンのカルテットに参加する。雑誌「ダウンビート」、「メトロノーム」でナンバーワングループに選ばれている。映画ではマリガン時代の様子は描かれていない。ジェリー・マリガンがリーダーだが、チェットに人気が集中。マリガンが麻薬で服役し、リーダーをピアノのラス・フリーマンに入れ替える。マリガン復帰後は、共演はしていない。このあと。有名なボーカルアルバム「Chet Baker Sings」を出す。

映画ではマイルス・デイビスとの関係性を強調していたが、マイルスとの接点は、カリフォルニアのライブハイス「ライトハウス」での演奏。モノラルでの録音で「ウィッチ・ドクター」といアルバムで発表されているが、共演はない。お互いクールなトランペットを目指し、ドラッグに溺れているが、二人の人生は全く別のものになった。

1959年イタリアでカルテットを結成するが、60年にドラッグで逮捕。7年の求刑の所、17ヶ月に減刑。映画では監督に牢獄から出されていることになっているが、真偽はわからない。その後62年にイギリス映画「ストール・アワーズ」に出演するがドラッグでイギリスから国外追放。
64年にアメリカに帰国。65年にマリアッチブラスバンドの録音に参加。当時のアメリカでの流行で作成されたアルバムでチェット自信本意でなかっただろう。映画でもいやそうに演奏。この時代のアルバムがあることは知っているがCDではの再販で見かけたことがなく自分のコレクションにはない。このときにサンフランシスコで暴行を受けて、総入れ歯になった。ここから演奏を再開したのは73年。8年間のブランクが有る。映画では血まみれになりながら、総入れ歯での演奏の練習を続ける。

映画の重要な場面として、ディジー・ガレスピーの骨折りで、ニューヨークのライブハウス、「バードランド」への出演となっているが、史実は「ハーフ・ノート」。メンバーは、ウルソー(ts)、ハロルド・ダンコ(p)、マイケル・フレミング(b)、メル・ルイス(ds)。この後、CTIレーベルで名盤を残していく。映画はバードランドでの演奏で終わるが、何も反省しない男としてふさわしいラストシーンだった。







この映画では、イーサン・ホーク自身ののボーカルが心に響いた。チェットの声をあててしまうと、すごく陳腐な映画になっていただろう。


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by izunosuke2005 | 2016-11-26 13:45 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

梅田芸術劇場 ミュージカル『エリザベート』

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宝塚の定番のミュージカル「エリザベート」。宝塚では1996年初演から、2016年宙組で9回目。東宝ミュージカルとしても2000年が初演でロングランの舞台。長年、山口祐一郎さんが「トート」役を演じてきたが今回から城田優さんがメイン。
山口祐一郎さんのダブルキャストとして2000年〜2005年に出演していた内野聖陽さんは、同じく、エリザベート役の一路真輝さんと結婚。日本のミュージカル史では、有名な作品。2015年に今回とほぼ同じキャストで公演。

今回エリザベート役の花總まりさんは宝塚時代1998年以来、2015年に再演。輝いている時代、没落していく様子の悲哀さに見入ってしまった。最後の豪華な真っ白のドレスでの立ち姿には、動きはないものの、その圧倒的な美貌と微笑みにやられてしまった。
城田優さんの妖艶さは、「トート」役にぴったり。「ルキーニ」役の山崎育三郎さんの歌声にも惹かれた。

舞台装置は鏡を利用したもので、客席の様子が映り込むこんでいたが、オケピットの指揮者も写り込んで、指揮棒を振っている様子がづっと写っていた。帝国劇場と同じものかはわからないが、計算違いか?
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by izunosuke2005 | 2016-09-22 13:30 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


by izunosuke2005
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