OS XになってTime Machineというバックアップ機能を利用してからは、この便利さが手放せない。昔は傘アイコンのバックアップアプリやパッケージソフトのバックアップツールを利用していたが、比べ物にならない。
外付けのHDDは「Western Digital」の3TBを利用。
Western Digital データバックアップ&パスワード保護機能搭載 Mac用外付けハードディスク My Book for Mac 3TB USB2.0対応 WDBAAG0030HCH-JESNK
冷却ファンの音は小さいので良かったが、ある時から何もアクセスしていないのに、カリカリと頻繁に働いている。相棒のiMacのバックアップ用に購入した「WD HDD ポータブル ハードディスク」がいつも静かで、きちんとバックアップが取れて、外部電源が要らないので、自分も乗り換えることにした。アマゾンでちょうどタイムセールス中ですぐにポチ。
WD HDD ポータブル ハードディスク 2TB USB3.0 My Passport for Mac WDBCGL0020BSL-PESN / 暗号化 パスワード保護 / 3年保証
早速TimeMachineでフルバックアップを開始。寝る前に始めて朝には終わっていることだろう。
しかし、朝に確認すると60GBぐらいで停まっている。うーん。おかしい。ググると、想定される原因は3点。
①ウィスル対策ソフト
②Spotlight
③HDD不良
まずはウィルス対策ソフトを停止。改善せず。
バックアップを中止し、再開、変わらず。
再度調べると、「バックアップファイルを削除せよ」、との事だったので、ゴミ箱に移動し、ゴミ箱の中を削除すると、ここでも動かなくなった。何かのプロセスが掴んでいるようだ。仕方ないので、再起動。再起動もできない。電源ボタンで強制終了。
気持ち悪いのでHDDそのものを初期化。ここから再度TimeMachineのバックアップを開始。今度は数キロバイトしか進まない。何なんだ!
あまり気にしてなかった「②Spotlight」の対策に。こちらはターミナルでのコマンドライン操作になるようだ。Spotlightのインデックスを管理するコマンド「mduitl」を使う。
Usage: mdutil -pEsa -i (on|off) -d volume ...
mdutil -t {volume-path | deviceid} fileid
Utility to manage Spotlight indexes.
-p Publish metadata.
-i (on|off) Turn indexing on or off.
-d Disable Spotlight activity for volume (re-enable using -i on).
-E Erase and rebuild index.
-s Print indexing status.
-t Resolve files from file id with an optional volume path or device id.
-a Apply command to all volumes.
-V vol Apply command to all stores on the specified volume.
-v Display verbose information.
NOTE: Run as owner for network homes, otherwise run as root.
「システム環境」→「Spotlight」画面では検索対象や、検索対象外のボリュームの設定しかできなく、Spotlightそのものの停止ができないようだ。そこでこのコマンドが必要。
まずはインデックスそのものを停止。起動ディスク(/)と外部ディスク(/Volumes/MyPassport)それぞれに対して実行。
$ sudo mdutil -i off /
Password:
/:
2016-02-13 09:50:36.249 mdutil[4103:772334] mdutil disabling Spotlight: / -> kMDConfigSearchLevelFSSearchOnly
Indexing disabled.
$sudo mdutil -i off /Volumes/MyPassport
/Volumes/MyPassport:
2016-02-13 09:52:43.881 mdutil[4106:773663] mdutil disabling Spotlight: /Volumes/MyPassport -> kMDConfigSearchLevelFSSearchOnly
Indexing and searching disabled.
インデック作成状況をsaコマンドで確認すると、
$ mdutil -sa
/:
Indexing disabled.
/Volumes/MyPassport:
Indexing and searching disabled.
/Volumes/MyPassport/Backups.backupdb:
Indexing enabled.
あれ?
バックアップ先のバックアップフォルダ「Backups.backupdb」はインデックス対象のままだ。
この状態で暫く待ってもTime Machineは遅いまま。
再度、バックアップフォルダを指定してインデックスを停止する。
$ sudo mdutil -i off /Volumes/MyPassport/Backups.backupdb
/Volumes/MyPassport/Backups.backupdb:
2016-02-13 09:57:16.864 mdutil[4112:777149] mdutil disabling Spotlight: /Volumes/MyPassport/Backups.backupdb -> kMDConfigSearchLevelFSSearchOnly
Indexing enabled.
なぜかインデックスは起動したままだ。わからない。しかし、その後、Time Machineは動き出し、無事バックアップの取得に成功した。ここに辿り着くまでに3日かかってしまった。
Appleのサポートページではウィルス対策ソフトのことしか書いてはなく、Spotlightのことは触れていない。そもそもはバグだと思うので改善してほしい