映画『白夜のタンゴ』(2013年、フィンランド)




元町映画館で鑑賞。
f0008686_2391326.jpg

アルゼンチの真面目そうなタンゴミュージシャン3人が、タンゴの発祥はフィンランドという説を確かめるために、フィンランドのタンゴミュージシャンに出会う旅のドキュメンタリー映画。タンゴフィンランド説を力説するのは映画監督のアキ・カウリスマキ。僅かな出演だが、このカットでこの映画の問題提起が、妙に気にかかってしまう。
タンゴの知識は全くない状態で鑑賞したので、フィンランドで出会うタンゴミュージシャン達は本当なのか疑っていたが、見ていくうちに、フィンランドでのタンゴ熱は本当だと徐々に気がついてくる。「セイナヨキ・タンゴフェスティバル」(SEINÄJOKI)という30年以上続くフィンランドで最も有名な音楽の祭典があり、スター歌手が誕生している。アルゼンチン・タンゴといえば、演奏だけのダンスミュージックだが、フィンランド版歌謡曲のようだ。
映画の中でレイヨ・タイパレ(Reijo Taipale)という人気歌手が出演する。フィンランドでのタンゴ人気は本当のようだ。それも歴史がながい。タンゴ発祥説は本当かと思い始める。曲を聞きながら、なんか聞き覚えのある、もの悲しいメロディ。これはアキ・カウリスマキ映画の中で流れる曲だ。




「マッチ工場の少女「(1990) Reijo Taipale - Satumaa




「浮雲」(1996) Markus Allan - Kuumat tuulet

いろんなことが頭のなかでつながってきた。

映画『白夜のタンゴ』で描かれる風景は、アキ・カウリスマキの映画が出てくるヘルシンキなどの都会ではなく、広大な台地。自然豊かで、あの艶やかなタンゴのメロディとは対比的な景色だ。でもフィンランド人の生活にタンゴは根付いて、フィンランドらしさが加わっている感じだった。
ほのぼのとした映画で、エンドロール後拍手が起こった。ああ、これは映画サークル的かな。
f0008686_2392667.jpg

f0008686_23101527.jpg

[PR]
トラックバックURL : http://izunosuke.exblog.jp/tb/23732390
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by izunosuke2005 | 2015-02-28 14:00 | 映画・観劇 | Trackback | Comments(0)

ワイン、レストランそれと旅行の記録


by izunosuke2005
プロフィールを見る