脇屋シェフのフカヒレは絶品だが、それ以外の料理も美味しく、驚きの連続なので、フカヒレがないコースでも十分堪能できる。ランチコースで4500円の手頃価格のコースAを選択。サービスは前回とは違い、スマートでわかりやすかった。
<飲み物>
・青島ビール
いつもの最初の一杯。スッキリとし味わい。
・冨田2008山田錦、精米五割(鳥取県)
限定流通商品。兵庫県西脇市冨田農場産山田錦を使用。2008年に醸造開始し、2014年3月に製造。透明の徳利に山吹色の綺麗な清酒。香りがよく、味わいも深い。濃い味付けの中華料理にも負けな力強い個性だが、繊細さも備わっている。ドリンクメニューに20銘柄近い日本酒が紹介されていて、脇屋さんが気に入った日本酒に出会ったのだろう。どれを選んでいいかはわからなかったので、一番上の冨田を選んだが、正解だった。
<コースA>
・季節野菜と海の幸 九つの喜びオードブル
豚の耳、ホタルイカよウルイ、鴨肉、ピータンと南瓜、トマトと山菜、筍、豚肉とナッツ などなど
どれも上品な味わい。おいしい。
・ホワイトアスパラガスと豆乳の冷製スープ 豆乳の香り揚げ添え
前回はとうもろこしのスープで、さやかな甘さに驚いたが、今回はホワイトアスパラのスープ。仄かな甘み。千切りにしたホワイトアスパラがアクセント。こしょうで引き締まる。豆乳の揚げ物もおいしい。
・活オマール海老と伊達鶏の朝天唐辛子ヒーヒーアーヒー炒め
名物料理。何度食べても飽きない。手でしゃぶり尽くす。海老の手の中まで割って身をほじくりだす。海老味噌も油で美味しくなっている。骨付き伊達鶏も深い味わい。おいしい。
・幻の豚梅山豚のチャイナベーコンと淡路島産玉ねぎのコロッケ
豚肉、新玉ねぎの甘みが心地よい。様々な野菜で包みながらいただく。深い味わい。野菜の苦さとよく合う。
・本日のお食事
定番の担々麺の他に、豆乳麺、冷麺の3種類。二人で全種類いただく。
・臥龍居 お楽しみデザート
杏仁豆腐はゼラチンと寒天の二種類を楽しめる。不思議な感覚。どちらも固まるぎりぎりの柔らかさ。マンゴープリン、ミントのアイスクリーム。どれもおいしい。
・脇屋の選んだお茶
凍頂烏龍茶。ゆっくりと美味しい料理を反芻しながらいただく。差し湯で何杯でも飲める。